学部・大学院区分 | | 学部 | | 科目区分 | | 基礎セミナー First Year Seminar | | 科目名 【日本語】 | | 基礎セミナーB | | 科目名 【英語】 | | First Year Seminar B | | 主担当教員 【日本語】 | | 石井 晃 ISHII Akira | | 主担当教員 【英語】 | | ISHII Akira | | 単位数 | | 2 | | 開講期・開講時間帯 | | Ⅱ 月曜日 5時限 II Mon 5 | |
本授業の目的およびねらい | | 本授業科目は,初年次生を大学教育へ導入し,自立した学習能力を身につけるとともに,文・理に共通した基礎的学力や技能を養うために,多面的な知的トレーニングによって,コモンベーシックとしての読み,書き,話す能力のかん養を図るとともに,真理探究の方法と面白さを学ぶことが目的である。 「セミナーのテーマ:医学と医療をめぐる倫理学と法医学」 本授業終了時には, 学生は, 生命倫理の基本的な概念や用語を理解し, 基礎的な文献を探索して読解でき, それら基礎資料をもとに, 自分の考えを論理的に構築し, 発表できる。 |
| | 教科書・テキスト | | | | 注意事項 | | 扱うテーマについて予習し, 自分の考えを発言できるよう準備すること。また, 議論を行った際, 関連した資料を検索し, 次回の授業までに整理すること。 |
| | 本授業に関する参照Webページ | | | | 担当教員からのメッセージ | | This seminar enables students understand the basis of bioethics and related topics. In the end, students are able to obtain appropriate references on each topic and critically read the references and discuss the topic based on the knowledge acquired.
本セミナーは, 生命倫理を主なテーマとして掲げてはいるものの, 取り扱う個々のテーマは狭義の生命倫理問題に留まらない広い領域を扱う。その理由は以下の通りである。生命倫理を論じるためには周辺の歴史学, 社会学等の領域や時事問題も知っている必要がある。言い換えれば, 生命倫理は基礎となる諸学問の上に成立する応用的な領域であり, 何か教科書を読めばそれで答えが出るという問題ではない。文献を批判的に読み, 根拠に基づいた議論を展開し, 論理的な文章を書く能力が必要である。 加えて, 外国語, 特に英語の文献に触れること, さらには日常的に英語を読み, 聞く習慣を養ってほしい。具体的には, 欧米の主要メディアの記事がある程度読める語学力である。この点も, 本セミナーで力を付けてほしい大きな点である。 生命倫理は, 孤立した学問としてあるわけではない。また, 自分が従来常識であると考えていたことも, 実は偏見によるバイアスがかかっている可能性が常に存在する。これらを考えると, 自分が知らない世界を知り, 他人が自分と違う価値観を持っていることを再確認し, 自己を振り返ることは決して無駄ではない。旺盛な好奇心を持ってこの授業に参加して欲しい。
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