学部・大学院区分学部
科目区分言語文化
Language and Culture
科目名 【日本語】中級スペイン語2
科目名 【英語】Intermediate Spanish 2
主担当教員 【日本語】水戸 博之
MITO Hiroyuki
主担当教員 【英語】MITO Hiroyuki
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅳ 月曜日 1時限
IV Mon 1


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,専門的学習のツールとして外国語の能力を高め,異文化理解を深めて,国際社会に相応しい教養を育むことが目的である。
1年次で学んだスペイン語の基礎知識をさらに発展させ、言語の総合的理解と習得へと展開させ
既習事項の運用力を身につけることである。
母語話者のTAの協力が得られる場合には、意思の表現や伝達あるいは情報の発信に重点をおきたい。
教科書・テキスト
プリント等。
注意事項
指定クラスである。出席のみならず積極的な受講態度が要求される。
本授業に関する参照Webページ
http://spanish.ilas.nagoya-u.ac.jp/
担当教員からのメッセージ
初等文法を終えてとまどうのが、この次に何をしたらいいかということです。
「中級」とはどんなレベルを考えたらよいのか、これは私たち教員にとってもなかなか難
しい問題です。
ところで、多くの人たちが直面している問題は、主に次の2点ではないでしょうか。
第1に、会話をしようにも全く聞き取りができない。
第2に、新聞や雑誌を読もうにも、文体や語彙が既習のものとあまりに違う。
この落差を乗り越えるための橋渡しの役割が「中級」クラスの役割といえるでしょう。

週1回の授業という限られた授業回数ですが、日常少しの工夫で活用できるスペイン語メ
ディア、テレビ・ラジオ講座などを併用すれば、スペイン語を専攻する学生にも決して負
けないくらいの実力が身につくものと確信します。
後期中級2も含め、私のスペイン語授業の最終目標は「広い意味での平易な時事スペイン
語が扱える」ということです。「広い意味」とは話題が政治経済のニュースに限られると
いうことではありません。スポーツや音楽、芸術さらには自然科学も当然対象となります
。また私は単に「読める」のではなく「扱える」ことを目標にしています。「扱える」と
は、スペイン語の情報を理解した後、それで終わるのではなく、自分自身の見解を何らか
の形でまたスペイン語で表明する、少なくとも表現しようとすることです。
これは決して無理な要求ではありません。ただそのためには、スペイン語の学習以前の事
柄として、普段からテレビだけではなく、新聞や総合雑誌などにも注意を払っていること
が必要です。
一つだけ情報源を紹介します。
NHKラジオジャパン www.nhk.or.jp/rj/オンデマンド・サービスで
最新のニュースを他の22言語とともにいつでも朗読原稿を参照しながら聞くことができ
ます。英語版との比較対象も色々な点で興味深いでしょう。