本授業の目的およびねらい | | 本授業科目は,人文・社会科学系分野の学問体系を認識するとともに,自主的判断能力を培うことが目的である。 法学は,我々人間の社会生活上発生する諸問題を解決するための道具の一つである法律を対象とする学問である。本講義が取り上げる刑事法は,何が犯罪となるのか,それに対してどのような刑罰が科されるのか,どうやってその犯人を決めるのかなどのルールを定めるものである。本講義は,このルールの扱い方や考え方について学ぶことを目的とする。 法学,とりわけ刑事法学の観点から社会問題を分析し,調査・思考・論評する力を養う。 |
|
|
教科書・テキスト | | |
|
注意事項 | | 講義資料や解説等に基づいて自ら文献調査を行うこと。その成果をレポート試験で問う。 レポート試験において,いわゆる公欠は,忌引き,伝染病罹患・入院,天災,交通機関の事故・ストライキのいずれかの事由に当たる場合のみ,証明書類,又はその写しの提出を条件として認め,事情解消後の提出を許可するが,得点に2分の1を乗ずる扱いとする。 |
|
|
本授業に関する参照Webページ | | |
|
担当教員からのメッセージ | | This course focuses on legal science from the humanities and social sciences. Students are expected to develop the ability to analyze, investigate, think and express social issues and opinions, especially from the perspective of criminal jurisprudence.
大学は「学問の府」だと言われる。学問とは,自ら「学」び「問」うことである。そして自ら「問」うとは,正解を教えてもらうのを待つのではなく,自分で調べたり考えたり,又は他者へ向けて意見を発表し,批判を仰ぐ,という作業を指している。そもそも法学の世界においては,正解というものが存在しない。受講者は,それに戸惑うかもしれない。しかし,だからこそ自ら「学」び「問」い続ける,という営為が意義を有するのである。本講義が,法学を入口として学問の面白さを感じ取る一助となれば,大変うれしく思う。 |
|
|