学部・大学院区分学部
科目区分理系基礎科目
Basic Courses in Natural Sciences
科目名 【日本語】力学Ⅰ
科目名 【英語】Foundations of Mechanics I
主担当教員 【日本語】加藤 博和
KATO Hirokazu
主担当教員 【英語】KATO Hirokazu
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅰ 火曜日 3時限
I Tue 3
対象学年1年
1


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,自然科学系分野の学問体系を認識するとともに,自主的判断能力を培うことが目的である。
現代科学技術において重要な基礎分野の一つであるニュートン力学、特に、力学で用いる数学的手法と現実の物体を抽象化した質点の運動について学ぶ。本講義により、力学の基本概念と手法について理解を深めるとともに、力学とその概念を応用した理工系分野を学ぶための基礎学力を養う。
教科書・テキスト
新物理学ライブラリ2 力学[新訂版] (阿部龍蔵著、サイエンス社)
力学Iでは1-4章が対象。残りは力学IIで扱う。
注意事項
専用のノートを用意すること(ルーズリーフ等は使わない)。毎回、演習問題の一部をレポートとして提出してもらうので、A4レポート用紙を必ず持参すること。
試験は、毎回授業をきちんと受け、演習問題をしっかり解いていれば十分対応できる問題を出すよう努める。
本授業に関する参照Webページ
http://orient.genv.nagoya-u.ac.jp/kato/riki-R2.pdf
担当教員からのメッセージ
Courses designed to promote an understanding of the study of natural sciences and to foster independent decision-making capabilities.

本授業では、特に以下の4点を重視する。
○高校物理と大学物理の違いを認識する。
○演習を通じて、「問題を解く力」「他者にとって分かりやすい解答の書き方」を身に付ける。
○大学において必要な数学の基本的素養を身に付ける。
○力学の習得を通じて、工学的なものごとの考え方に触れる。
力学Iは、大学における工学の最も基本となる科目である。ここで、大学の、工学の勉強の仕方をきっちり身につけることで、後の専門科目履修にも必ず役に立つ。せっかく時間を割いて勉強するのだから、形式的な単位取得ではなく、実力をつけることを肝に銘じてほしい。特に、演習にしっかり取り組み、90分間で少しでも進歩しようという意識を強く持ってほしい。