本授業の目的およびねらい | | 本授業科目は,自然科学系分野の学問体系を認識するとともに,自主的判断能力を培うことが目的である。 本授業は、高校までに習った化学 と 大学で学ぶ化学 を橋渡しすることを目的としています。この講義を習得することにより、以下のことができるようになることを目標とします。1.原子の電子構造と周期性に関する基礎的な知識をみにつけ、元素の性質と周期性との相関を理解できるようになる。2.分子および無機固体材料における化学結合と構造の基礎的な知識をみにつけ、物質の性質・反応性との相関を理解できるようになる。 |
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教科書・テキスト | | 「はじめて学ぶ大学の無機化学」 三吉 克彦 著 化学同人 ISBN978-4-7598-0798-1 |
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注意事項 | | 学部授業との兼ね合いから本講義の2年次での再履修が不可能となる場合があります。他学部向け化学基礎1による再履修は認められていません。 |
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本授業に関する参照Webページ | | |
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担当教員からのメッセージ | | The purpose of this class is to understand basic concepts of atoms and molecules. Students will be able to consider chemical bonding and reactions based on valence bond theory and molecular orbital theory and understand their differences.
これまでに、化学の様々な知識を得られてきたことと思います。高校までは、多くの方が授業、教科書、問題集などから学ばれた化学の知識を入試問題に解答するためだけに使われてきたのではないでしょうか。一方、皆さんが大学4年生で研究室配属されると、未来への可能性を秘めた様々なマテリアルに関する先端研究に取り組むことになるでしょう。こうした研究をすすめていくためには、自らが身につけた知識・考え方を活用し、知恵を絞って取り組む必要があります。 試験問題に解答するための知識ではなく、実践できる知識を身につけていくことが必要です。実践できる知識を身につけるためには、単に暗記するということではなく、基礎的な原理から理解することがなにより重要です。 この講義では、高校の化学で誰もが学ばれた”化学結合”に主な焦点をあてます。高校では暗記ですませていた事象について、その原理や考え方を説明し、無機化学分野における実践できる知識を身につけて頂きたいと思います。これにより、基礎的な原理から理解する姿勢を涵養し、その過程で「何故か?」を問い、それを理解することの楽しさも感じてもらえればと思います。 質問は大歓迎です。講義でわからない部分、「何故か?」と疑問にもった所があれば、積極的に質問にきてください。講義後に時間がない場合は、電子メールでアポイントを取って頂ければ、研究室での質問にも応じます。 理解を定着させるため、復習には重点をおいてください。 |
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