学部・大学院区分教育学部
時間割コード0210092
科目名 【日本語】教師発達論講義Ⅰ
科目名 【英語】Lecture on Teacher Development 1
コースナンバリングコード
担当教員 【日本語】SARKAR Arani Mohammad Rez ○
担当教員 【英語】SARKAR Arani Mohammad Reza ○
単位数2
開講期・開講時間帯秋 水曜日 2時限
Fall Wed 2
対象学年1年
1
コース・専攻等
コース専門科目(学校教育情報コース)
必修・選択
選択必修


授業の目的 【日本語】
本授業の目的は、教師発達に関する課題を明らかにするための専門的知識のほかに、調査・分析方法を学び、研究遂行能力を習得する。受講者は、高度な専門的知見と卓越した研究遂行能力を習得し、全体討論や個人・グループ発表の機会を通して、教師発達に関するさまざまな考えやアイデアを交換し、実践的な力・機能を身につける。教師学習の進め方や教師の研究・調査法・教材開発などに関して自己の視点に考察する。さらに、具体的な事例をもとに教師教育者の資質能力に関する理論的・実践的理解を深める。
授業の目的 【英語】
This course is designed to provide a learning opportunity for students to deep understanding about teacher education and development. It provides students the opportunity to learn and to share their understanding about teacher development, teacher training, and teacher education curriculum in practice, especially through peer, group and whole class discussion. Throughout the course the emphasis is on the following learning objectives: to examined teacher competence in practice, to analysis the impacts of lesson study on teacher professional development and improving teaching and methods on research on teaching and teachers' pedagogy.
到達目標 【日本語】
① 教師として必要な力を理論的・実践的に検討し、その内容に関する基礎的知識・技能を習得する。また、教師発達論における専門的な文献を収集したり、批判的に論じたりすることができる。さらに、ほかの受講者との議論にもとづいて、豊かな視点を身につけることができる。② 現職教育の基礎概念・知識と具体的な取り組みを習得するとともに、現職教育の現状と課題を獲得する。また、自身の研究分野や内容以外にも目を向け、自信の興味関心に引き寄せて議論に参加することができる。③ 教師教育の担い手である「教師教育者-teacher educator-」が備えるべき資質能力を理解し、その養成に資する知見を深める。また、研究動向をレビューし、それについて説明できる。④ 教員養成カリキュラムの実施後の評価について実践力を身につける。また、を多面的に明らかにするための方法として、自身のアイデアを出すことができる。
到達目標 【英語】
授業の内容や構成
第1回オリエンテーション・授業の目的、授業の方針と授業の進め方を理解する。第2回教師教育学の基本的な考え方をもとに、教師学習の意識・課題・ねらいについて学ぶ。第3回教員養成教育のカリキュラムを検討し、考察することができる。第4回現職教育の効果的なタイプをどうデザインするかについて学ぶ。第5回学校を基礎とした現職教育の基礎知識・技能を自分なりに理解する。第6回「改善の科学」としての「授業研究」というモデルについて学ぶ。第7回「実践者の授業研究」と「研究者の授業研究」の目的を理解し、具体的な事例をもとに分類することができる。第8回事例をもとに研究者と実践者の共同研究を通して教師のリーダーシップへの影響を考察する。第9回大学の理論的研究と学校の実践的研究の関係を理解し、教師の学習の影響について学ぶ。第10回「学習する学校」の理論をもとに、教師の経験や環境の変化に対応して、自ら新たな知識・技術・行動・思考・態度を獲得する。第11回具体的な事例の分析をもとに、日本と世界の教師・学校文化と学校改革のリーダーシップについて自分の考えを発表することができる。第12回世界における日本の授業研究モデルの動向と挑戦について学ぶ。第13回教師教育者(teacher educator)の資質能力について考察し、自分なりに考えることができる。第14回教員養成プログラムの実施後の評価の方法・あり方について考察し、自分の探究、考えをまとめ発表することができる。第15回教育改革と教師教育の関係とその課題を検討する。また、本授業の総括をする。
履修条件・関連する科目
履修条件は要さない。
成績評価の方法と基準
①授業で課すレポート(30%) 習得 、②授業中のペア学習・グループ学習の活動、探究学習報告、発表など(30%) 獲得 、③最終レポート(40%) 考察 で評価する。合計100点満点で60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
授業内で適宜資料を配布する。
参考書
石井英真(2014)「教員養成の高度化と教師の専門職像の再検討」『日本教師教育学会年報』第23号。的場正美・柴田好章 編著(2013)『授業研究と授業の創造』渓水社。日本教育方法学会 編(2014)『教育方法43:授業研究と校内研修-教師の成長と学校づくりのために-』図書文化。日本教育方法学会 編(2013)『教育方法42:教師の専門的力量と教育実践の課題』図書文化。サルカールアラニ・モハメッドレザ (2007) 『国境を越えた日本の学校文化』京都:国際日本文化研究センター。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
注意事項
⑴ 配布した資料を読んで自分なりの考え・意見・感想などをもち、それらを基に授業中で話し会いの活性化なるための努力・協力すること。⑵ これまで学んできたこと・体験してきたことを基に、教師教育学についての知識を再構築してほしい。
他学部生の受講の可否
不可
授業開講形態等
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置