学部・大学院区分教育学部
時間割コード0213124
科目名 【日本語】発達援助臨床学講義Ⅱ(福祉心理学)
科目名 【英語】Lecture on Clinical Psychology 2 (Psychology for Social Work)
コースナンバリングコード
担当教員 【日本語】野村 あすか ○
担当教員 【英語】NOMURA Asuka ○
単位数2
開講期・開講時間帯秋 火曜日 1時限
Fall Tue 1
対象学年1年
1
コース・専攻等
コース専門科目(発達教育臨床コース)
必修・選択
選択必修


授業の目的 【日本語】
「福祉」という言葉は広くは「人々のしあわせな心の状態や生活」をさしますが,社会福祉という概念を基本とすると,福祉の現場において支援の対象となるのは生活の中で何らかの困難さを抱えている人々ということになります。本講義では,福祉現場における心理社会的課題と心理支援について,児童・家庭福祉,障害児・障害者福祉,高齢者福祉の分野を中心に学び,問題解決に資する体系的な知識と技能を習得することを目的とします。
授業の目的 【英語】
This course deals with psychology in social work, including the psychosocial issues and the support methods of children and families, children and adults with disabilities, elderly person, and other vulnerable groups. The aim of this course is to acquire the knowledge and skills of psychology in social work.
到達目標 【日本語】
1. 福祉心理学(福祉領域における臨床心理学)に関する体系的な知識と技能を習得する。2. 福祉現場における諸問題を福祉心理学の視点から理解し,問題の解決に貢献しうる思考力や判断力を身につける。
到達目標 【英語】
授業の内容や構成
第1回 オリエンテーション:福祉心理学とは第2回 児童・家庭福祉(1):子育て支援①第3回 児童・家庭福祉(2):子育て支援②第4回 児童・家庭福祉(3):児童虐待の現状と対応第5回 児童・家庭福祉(4):社会的養護における心理支援①第6回 児童・家庭福祉(5):社会的養護における心理支援②第7回 障害児・障害者福祉(1):障害という概念の変遷第8回 障害児・障害者福祉(2):障害児に対する心理支援第9回 障害児・障害者福祉(3):障害者に対する心理支援第10回 高齢者福祉(1):老年期の発達と高齢者を支える仕組み第11回 高齢者福祉(2):認知症に関する基礎知識第12回 高齢者福祉(3):高齢者への心理支援第13回 その他の福祉領域における心理支援第14回 福祉分野における多職種連携と心理職の役割第15回 講義全体のまとめ
履修条件・関連する科目
<履修条件>日頃から福祉に関わるトピックに関心を持ち,何らかの困難を抱えた人の心の状態や生活のあり方を積極的に理解しようとする姿勢を持っていること。<関連する科目>応用行動学講義I(公認心理師の職責),応用行動学講義II(関係行政論)
成績評価の方法と基準
<成績評価の方法>授業内の小レポート:30%,課題レポート(学期中に1回):10%,定期試験:60%<成績評価の基準>上記のうち60%以上を満たす場合に,単位を認定します。定期試験を受験するには,講義への2/3以上の出席が必要です。
教科書・テキスト
永田 雅子・野村 あすか (2020年9月刊行予定). 心の専門家養成講座⑨ 福祉心理臨床実践ー「育ち」と「家族」を支える― ナカニシヤ出版
参考書
中島 健一 (2018). 公認心理師の基礎と実践17 福祉心理学 遠見書房その他の参考書は授業中に適宜紹介します。毎回の授業は,教科書とレジュメを併用して進めます。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
注意事項
特になし
他学部生の受講の可否
不可
授業開講形態等
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置