学部・大学院区分教育学部
時間割コード0224122
科目名 【日本語】社会行動学講義Ⅰ(社会・集団・家族心理学)
科目名 【英語】Lecture on Social Psychology 1 (Social, Group and Family Psychology)
コースナンバリングコード
担当教員 【日本語】五十嵐 祐 ○
担当教員 【英語】IGARASHI Tasuku ○
単位数2
開講期・開講時間帯春 火曜日 2時限
Spring Tue 2
対象学年1年
1
コース・専攻等
コース専門科目(社会心理行動コース)
必修・選択
選択必修


授業の目的 【日本語】
私たちは、社会集団におけるルールや人と人とのつながりをもとに、さまざまな社会的判断を下しています。私たちが行う社会的判断は、いったい「どのような」メカニズムにもとづいているのでしょうか。また、私たちは「なぜ」社会的判断を行ってしまうのでしょうか。この授業では、実証的な研究知見にもとづいて、社会心理学的なものの見方・考え方を学び、これらの疑問に答えるための「土台」を作り上げ、社会的動物としての人間の行動について理解を深め、社会心理学に関する研究を行う上で必要な考え方、高度な専門的知見、ならびにリサーチスキルを身につけることを目的とします。
授業の目的 【英語】
This course will provide an introduction to the field of social psychology
到達目標 【日本語】
社会心理学的なものの見方・考え方を学び、社会的動物としての人間の行動について理解を深めることを目標とします。
到達目標 【英語】
授業の内容や構成
前半は、「個人は集団の中でどのようにふるまうのか」について考えていきます。特に、個人の行動が集団場面と個人場面でどのように異なるのかに焦点を当て、解説していきます。後半は、「個人はどのように自己や他者を認知しているのか」について考えていきます。特に、ものごとに対する思いこみが生起するメカニズムや、ものごとの原因を推測するメカニズムに焦点を当て、解説していきます。授業では、私たちの身の回りで起こる日常的な出来事を例に取り上げ(家族に関するトピックも含む)、解説していきます。具体的には、以下の内容を扱う予定です。1 イントロダクション 社会心理学の学問的位置づけ2 社会的影響(1) 同調行動3 社会的影響(2) 権威への服従4 社会的影響(3) 社会的証明5 集団間関係(1) 葛藤解決6 集団間関係(2) 社会的ジレンマ7 他者とのかかわり 援助行動8 集団内関係 集団意思決定9 文化(1) 信頼と安心10 文化(2) 社会的知覚11 公正感 社会的公正12 認知的集団 社会的アイデンティティ13 家族システム14 社会的ネットワーク 小さな世界15 まとめ
履修条件・関連する科目
社会行動学演習
成績評価の方法と基準
小レポート(40%)、期末レポート(50%)、調査・実験への参加(10%)。上記のうち60%以上を満たす場合に単位を認定します。
教科書・テキスト
使用しない
参考書
亀田達也・村田光二 (2010). 複雑さに挑む社会心理学 改訂版 適応エージェントとしての人間 有斐閣アルマ山岸俊男(編)(2001). 社会心理学キーワード 有斐閣池上知子・遠藤由美 (2009). グラフィック社会心理学 第2版 サイエンス社
課外学習等(授業時間外学習の指示)
注意事項
他学部生の受講の可否
3年生以上可
授業開講形態等
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置