授業の目的 【日本語】 | | 「流れる」ことと情報との関連を学習し,自ら考察していく力を養う。流れはさまざまな場でみられるが,本授業では,生活の立場に近い流れを具体的に取り上げ,それらを,より深い洞察をもって眺める感性と分析する技術を身に付けることを目的とする。このために,流体が持つ基本的性質や,渦がもたらす流れ,物質などの自己組織化システムが作る情報の流れについて理解する。また,組織的なシステムにおける流れや,生体における情報の流れを含め,複雑系科学における流れについての認識を深める。
(オムニバス形式/全8回) |
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授業の目的 【英語】 | | The aim of this course is to learn the relationship between flow and information so as to foster the ability to think. The main topics are fluid flow characteristics, vortical flow, flow of information of self-organizing system, and flow in complex science observed in organized system and living body.
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到達目標 【日本語】 | | 情報システムとしての自然のいくつかの例を通して,「流れる」ことと情報との関連を学習し,自ら考察していく力を養う。 |
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到達目標 【英語】 | | The purpose of Mathematical Informatics is to carry out research and education of mathematical science which supports the basis of informatics. In the Elements of Mathematical Informatics 1, the teachers of Mathematical Informatics outline the topics related to their respective specialties in order to show the guidelines of learning and research to those who intend to study in Mathematical Informatics. |
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授業の内容や構成 | | 本授業では,まず,流体について,基本的特性に触れた後,その顕著な特徴である渦に注目するとともに,流れの予測について学ぶ。また,より一般に物質の反応や自己組織化,人の感覚にまつわる現象で見られる流れについて,理解を深める。さらに,社会における情報の流れ,物流などについての見識を得る。
1. ガイダンス,流体の性質と物理(渡邉)
2. 情報の質・量と,情報の流れ(渡邉)
3. 渦とはなにか,渦がつくる流れ(内山)
4. 流れの予測とデータ整理(内山)
5. 物質の情報システム‐拡散と反応‐(長岡)
6. 自己組織化システムの情報の流れ,情報の散逸(鈴木(泰))
7. 人の感覚と生体の情報処理の流れ(大岡)
8. データサイエンスと物流システム(北) | |
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履修条件・関連する科目 | | |
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成績評価の方法と基準 | | 講義中に与える演習課題の評価。合計100点満点で60点以上を合格とする。 | |
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教科書・参考書 | | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) | | 講義において説明した理論を理解するために課題を与える。 | |
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授業開講形態等 | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 | | |
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