学部・大学院区分情報学部
時間割コード1000113
科目区分
専門基礎科目
科目名 【日本語】科学方法論
科目名 【英語】Methodology of Science
コースナンバリングコード
担当教員 【日本語】戸田山 和久 ○
担当教員 【英語】TODAYAMA Kazuhisa ○
単位数1
開講期・開講時間帯秋2期 火曜日 2時限
Fall2 Tue 2
対象学年2年
2
授業形態講義
Lecture
開講系(学部)・開講専攻(大学院)
共通
必修・選択
選択


授業の目的 【日本語】
「科学的思考」とはいかなる特質をもった思考法なのか,それが歴史的にどのように成立してきたのかを,「理論」「事実」「仮説」「説明」「検証」「実験・観察」「測定」「相関と因果」などの基本概念にさかのぼって明らかにする。これらの「科学について反省するための諸概念」つまりメタ科学的概念の正確な意味を理解することを通じて,自覚的・反省的に科学研究を遂行できるようになることを目指す。
授業の目的 【英語】
We learn what is "scientific methodology" and how it has been formed in history. We put stress on such concepts as theories, facts, hypotheses, verification, measurements, and causality.
到達目標 【日本語】
科学の諸分野に共通する「科学的なものの見方」「科学的な考え方」と漠然と呼ばれているものを明確に理解し,歴史の中において考察することができるようにし,科学的方法を身につけるための基礎を身につける。
到達目標 【英語】
授業の内容や構成
「科学的なものの見方が大切だ」「科学的な考え方を身につけよう」とよく言われるが,その内容は必ずしも明確ではない。そこで,科学的な方法をいくつかの構成要素に分けて,それぞれの特質と利点を明らかにする。次いで,こうして得られた科学的方法についての理解を,科学と非科学(疑似科学)との線引き問題に適用する。

1. ガイダンス(「科学的方法」の重層的構造)
2. 観察と理論
3. モデルの構築
4. 統計的方法の意義
5. 相関から因果をどう推測するか
6. 最適なモデルをどう選択するか
7. 科学と非科学(疑似科学)の線引き問題にどう対処するべきか
8. 総括
履修条件・関連する科目
成績評価の方法と基準
term paperを書いてもらい評価する。詳細な評価基準は授業の際に配布するシラバスを参照のこと。
教科書・参考書
必要に応じて授業の中で紹介する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
講義で説明した方法を使ってみるために,随時課題を与える。予習復習のため,補助教材を配布する。
授業開講形態等
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置