授業の目的 【日本語】 | | 19世以来の工業社会のリスクに対応した福祉制度に対し,脱工業化され,知識・情報そのものを基盤とするようになった現代社会は,若年層などの人間的成熟や職能(再)形成など,従来の学校教育とは異なる次元で,知識・情報の再配置の制度を必要としている。この授業では,欧米や日本の知識,情報再配置,リカレント制度の形成に関わってその状況を比較論的に考察するとともに,それら諸制度のモデルとなっている北欧型識社会とその社会形成に決定的な影響を与えたN・F・S・グルントヴィの「生の啓蒙(情報)」の哲学を解説する。 |
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授業の目的 【英語】 | | The modern welfare society which has been transformed from the
industrial type to a post-industrial one is necessarily relied on a new disposition of knowledge different from the established. In this lecture, I will consider some types of so-called “modern knowledge-based society” with a comparative perspective among several advanced countries. Especially, I will focus on Nordic system and its philosophy named “Livs-Oplysning” (vivid information) after a Danish poet N. F. S. Grundtvig.
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到達目標 【日本語】 | | 19世以来の工業社会のリスクに対応した福祉制度にたいして,現代の脱工業化され,知識・情報を基盤とする現代社会は,たとえば若年層などの人間的成熟や職能(再)形成など,従来の学校教育とは異なる次元でも,知識・情報の再配置の制度を必要としている。この授業では,欧米や日本の知識,情報再配置,リカレント制度の形成にかかわって比較考察を行うとともに,モデルとしての北欧型識社会とその哲学にふれる。 |
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到達目標 【英語】 | | |
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授業の内容や構成 | | 現代の新リスクと社会福祉制度の変容,リカレント型社会の形成と問題,北欧モデルの知識社会とその哲学,フレキシキュリティーの仕組みと現状などを考える。
1. 導入
2. 脱工業・知識社会化と福祉制度の変容
3. リカレント型教育
4. 労働市場の変化と職能(再)形成
5. 積極的労働市場政策
6. グルントヴィ哲学
7. 総括
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履修条件・関連する科目 | | |
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成績評価の方法と基準 | | 講義中のレポート評価50%,期末試験50%,合計100点満点で60点以上を合格とする。 | |
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教科書・参考書 | | 講義資料としてプリントを配布し,また受講者のレポートを織り交ぜる。 | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) | | |
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授業開講形態等 | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 | | |
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