学部・大学院区分情報学部
時間割コード1002015
科目区分
専門科目(人間・社会情報)関連専門科目(自然,CS)
科目名 【日本語】認知心理学A
科目名 【英語】Cognitive Psychology A
コースナンバリングコード
担当教員 【日本語】川口 潤 ○ 北神 慎司
担当教員 【英語】KAWAGUCHI Jun ○ KITAGAMI Shinji
単位数1
開講期・開講時間帯通年集中(春秋) その他 その他
Full-year course Intensive(Sp-Fa) Other Other
対象学年2年
2
授業形態講義
Lecture
開講系(学部)・開講専攻(大学院)
人社・心理・認知科学
必修・選択
選択


授業の目的 【日本語】
人間が社会で生きていく上で,さまざまな情報をどのように認知しているか,またその背景メカニズムを知ることは,きわめて重要である。本講義では,認知過程,すなわち「わかる」しくみをあつかう認知心理学の基礎的知識の理解を目標とする。現在この分野では,人間の認知機能を,客観的にとらえる技術,またそのようなデータにもとづいた理論構築が急速に進んできているが,特に人間を情報処理過程としてとらえて発展してきた認知心理学の成り立ちを中心に考えながら,人間と社会に関わる情報を客観的に理解できる人材の育成を目指す。
授業の目的 【英語】
It is very important for people to recognize various information and know its background mechanism in order to live in a society. In this lecture, students aim to learn the basic knowledge of cognitive psychology from the cognitive process "Understand". At present, in this field, the technology which objectively grasps human cognitive function and the theoretical construction based on such data are rapidly advancing. In particular, it aims at the training of human resources who can objectively understand the information related to human and society by focusing on the origins of cognitive psychology.
到達目標 【日本語】
人が「わかる」という心のはたらきにある背後のしくみについて探求する認知心理学の基本的考え方について紹介する。ともすればわかった気になっているが,よく考えれば曖昧にしかわかっていない人間の認知機能を,客観的にとらえる技術が進んできており,その研究手法とともに代表的な考え方を理解することを目的とする。
到達目標 【英語】
授業の内容や構成
認知心理学および隣接分野で蓄積されてきた研究手法・知見を参考書,参考資料をもとに解説するとともに,いくつかのデモンストレーション(演習)を含めながら,現代の認知心理学が何を解明しようとしているかを解説する。適宜,原点となる英語論文を引用し,最新の知見を述べていく。

1. ガイダンス
2. 心のイリュージョン:認知の歪みについて
3. 外界の認知:外界をどのようにして知るのか
4. 注意の機能とその役割:情報の選択と制御
5. 記憶とは何か:心を支えるデータベース
6. 潜在記憶:意識されない記憶
7. エピソード記憶・自伝的記憶:自分とは何か
8. 心のコントロール:自分の心は制御できるのか
履修条件・関連する科目
成績評価の方法と基準
講義中に与える課題(小レポート)の評価60%,最終レポート40%,合計100点満点で60点以上を合格とする。
教科書・参考書
参考文献を授業中に指示する。

課外学習等(授業時間外学習の指示)
参考資料や授業中のデモンストレーションに関するに課題を与える。
授業開講形態等
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置