学部・大学院区分情報学部
時間割コード1002055
科目区分
専門科目(人間・社会情報)関連専門科目(自然,CS)
科目名 【日本語】社会心理学A
科目名 【英語】Social Psychology A
コースナンバリングコード
担当教員 【日本語】唐沢 穣 ○
担当教員 【英語】KARASAWA Minoru ○
単位数1
開講期・開講時間帯春2期 火曜日 4時限
Spring2 Tue 4
対象学年2年
2
授業形態講義
Lecture
開講系(学部)・開講専攻(大学院)
人社・心理・認知科学
必修・選択
選択


授業の目的 【日本語】
人間が,自分の置かれた社会的環境からさまざまな情報を受け取り,それについて考え行動する過程を明らかにするのが,社会心理学である。本講義では特に,人が自己や他者についてどのように感じ,考え,関係を築くのかについて,「社会的情報の処理体としての人間」という観点からの接近を試みる。人間の認知,感情,動機づけに関する一般的原理が,どのような仕組みで社会行動と関係するのかについて,理論的に,また実証的根拠に基づいて考えることのできる人材の育成を目指す。
授業の目的 【英語】
Social psychology explores how human beings process various information coming from the social environment that surrounds their positions. In this lecture we will particularly focus on how people, as individuals, feel and think about others and themselves, and build relationships with others. Toward this goal, we will approach from a perspective viewing humans as information processors. The lecture is designed to help students develop abilities to analyze theoretically and empirically what general principles of cognition, affect, and motivation underlie social behavior.
到達目標 【日本語】
他者や自己などの個人,そして社会集団や文化に関する情報を,人間がどのように処理しながら,対人関係の調整を行い,環境に適応しているのかを理解することを目的とする。実証的な社会心理学の理論や研究の成果についての理解を体得することを目指す。
到達目標 【英語】
授業の内容や構成
講義に際しては,事前に教科書の予習範囲を十分に説明する。それをもとに,教科書の該当範囲を基本資料としながら,デモンストレーション実験やメディア資料などをも活用しながら,理論と実証研究の内容を具体的に解説する。小テストやリアクション・ペーパーを適宜用いて,学生の理解度を確認しながら講義を進める。

1. 社会的情報の処理過程
2. 自己に関する理解
3. 他者に関する理解
4. 他者認知と高次過程
5. 社会的事象の説明と推論
6. 感情と認知
7. 社会的態度
8. まとめ
履修条件・関連する科目
成績評価の方法と基準
期末試験・約70%,小テスト等の平常点・約30%の配分で総合的に評価する。100点満点で60点以上を合格とする。
教科書・参考書
池田謙一 他『NLAS社会心理学』有斐閣
課外学習等(授業時間外学習の指示)
講義前の予習を強調する。実証研究の実際を理解するための調査や実験の体験機会も設ける。
授業開講形態等
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置