授業の目的 【日本語】 | | 人間の認知活動の解明を目指す認知心理学,認知科学,認知神経科学などの諸科学は,各研究領域の主要な関心(行動,感性,知性,脳機能など)を異にしながらも,人間理解につながる広範な現象を視野におさめている。それらの研究は,主として個人の行動過程や個人内の認知活動を探求するという実験パラダイムを共有する。こうした認知研究の特徴を知情意の三側面より俯瞰し,現在の認知研究に至る潮流を概観し,その問題点を考究する。 |
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授業の目的 【英語】 | | Various sciences, such as cognitive psychology, cognitive science, and cognitive neuroscience, which aim to clarify human cognitive activities, have a wide range of phenomena that lead to human understanding, although the major interests of each research area (Behavior, sensitivity, intelligence, brain function, etc.) are different. These studies share an experimental paradigm of mainly exploring individual behavioral processes and cognitive activities within individuals. In this lecture, we are going to overview the characteristics of cognitive research from three aspects - intellect, emotion and volition. Also we will discuss the problems of current trends in cognitive research.
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到達目標 【日本語】 | | 人間の認知活動について理解するために,認知科学や心理学がどのようなアプローチで研究を行ってきたかについて本講義を実施する。この講義により学生は人間が単に受動的に情報を処理するだけの機械的な存在ではなく,文脈や身体の状態およびその制約により影響されることを理解し,専門科目で具体的な認知科学の実験研究について学んでいくための契機を得る。 |
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到達目標 【英語】 | | |
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授業の内容や構成 | | 人間の認知活動の解明を目指す認知心理学,認知科学,認知神経科学などの諸科学は,各研究領域の主要な関心(行動,感性,知性,脳機能など)を異にしながらも,人間理解につながる広範な現象を視野におさめている。それらの研究は,主として個人の行動過程や個人内の認知活動を探求するという実験パラダイムを共有する。こうした認知研究の特徴を知情意の三側面より俯瞰し,現在の認知研究に至る潮流を概観し,その問題点を考究する。
1. ガイダンス
2. 認知科学の歴史的背景(1)
3. 認知科学の歴史的背景(2)
4. 認知科学と人工知能
5. 記号・表象
6. 意味・理解
7. 認知と身体
8. 認知と言語
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履修条件・関連する科目 | | |
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成績評価の方法と基準 | | 講義に基づくレポートの評価70%,討論30%で評価し,合計100点満点で60点以上を合格とする。 | |
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教科書・参考書 | | 授業で使用するスライドの抜粋を必要に応じて配布する。 | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) | | 講義において説明した理論の理解度を確認するために課題を授業中に与える。 | |
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授業開講形態等 | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 | | |
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