学部・大学院区分情報学部
時間割コード1002190
科目区分
専門科目(自然情報)関連専門科目(人社,CS)
科目名 【日本語】計算情報学6
科目名 【英語】Computational Informatics 6
コースナンバリングコード
担当教員 【日本語】有田 隆也 ○ 鈴木 麗璽
担当教員 【英語】ARITA Takaya ○ SUZUKI Reiji
単位数1
開講期・開講時間帯秋1期 水曜日 2時限
Fall1 Wed 2
対象学年3年
3
授業形態講義
Lecture
開講系(学部)・開講専攻(大学院)
自然・複雑システム
必修・選択
選択


授業の目的 【日本語】
複雑系科学は,「創発」と「自己組織化」の2つの観点から世の中に偏在する様々な複雑系を理解するための科学である。複雑系科学を構成する代表的理論として,パターン形成論,進化・適応理論,複雑ネットワーク理論,集合的行動理論が有効であることが近年,明らかになってきた。本講義では,これらの理論がどのように様々な複雑系における情報流動の原理に迫り,さらに,その原理を応用することを可能とするのか,近年の研究の発展動向も踏まえて学習する。
授業の目的 【英語】
Complex systems science is the science for understanding various complex systems ubiquitous in the world from two perspectives, emergence and self-organization. In this lecture, you will learn new theories that model various complex systems to deepen a unified understanding of emergence and self-organization. You will also learn constructive methods based on computational models and computer simulation.
到達目標 【日本語】
複雑系科学は,「創発」と「自己組織化」の2つの観点から世の中に偏在する様々な複雑系を理解するための科学である。本講義では,様々な複雑系をモデル化して創発と自己組織化に関する統一的な理解を深める新しい理論を学ぶとともに,それらの理論に基づいたモデルを実際に作成し,計算機でシミュレーションをする方法を実習によって体得する。
到達目標 【英語】
授業の内容や構成
複雑系科学を構成する代表的理論として,近年,その有効性が明らかになってきたパターン形成論,進化・適応理論,複雑ネットワーク理論,集合行動理論が,どのようにして様々な複雑系における情報流動の原理に迫り,さらに,その原理を応用することを可能とするのか,近年の研究動向も踏まえて学習する。さらに,複雑系シミュレーションにより,実践的に学習する。

1. イントロダクション
2. 複雑系とパターン形成論
3. 複雑系と集合行動理論
4. 複雑系と進化・適応理論
5. 複雑系と複雑ネットワーク理論
6. パターン形成・集合行動シミュレーション実習
7. 進化・適応・ネットワークシミュレーション実習
8. 総括と評価
履修条件・関連する科目
成績評価の方法と基準
講義や実習で与える課題の評価15%,期末試験85%,合計100点満点で60点以上を合格とする。期末試験では、授業中に得たネットワーク科学の基本的な概念に関して適切に論述できるかを主に評価する。
教科書・参考書
履修条件を要さない。以下の文献以外についても必要に応じて授業中に示す。
参考書:有田隆也「心はプログラムできるか」(ソフトバンククリエイティブ),有田隆也「生物から生命へ」(筑摩書房)
課外学習等(授業時間外学習の指示)
講義の内容に連動して,学習の動機を得て理解を深めるために,講義時間外にも課題を実行する.
授業開講形態等
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置