授業の目的 【日本語】 | | 全体を制御する中枢を持たず,自律的・協調的に活動する要素の相互作用によって全体として機能するシステムのこと自律分散協調系と呼ぶ。本講義では自然,生物,社会などの複雑系に見られる自律分散協調的な振舞いを理解するための理論とその応用について講義する。具体的には,自律分散協調系の基礎として非線形科学とネットワーク科学を解説する。さらに,人間社会や人工物生産現場に見られる応用例を紹介する。受講生は,自律分散協調系の方法論について理解できる。 |
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授業の目的 【英語】 | | An autonomous distributed cooperative system dose not have a center of control and functions as a whole system by the interaction of elements. In this lecture, we will discuss the theory and its application to understand the decentralized and cooperative behavior of complex systems such as nature, living things, and society. Specifically, we explain nonlinear science and network science as the basis of an autonomous distributed cooperative system. In addition, examples of applications found in human society and in the field of man-made production are introduced. |
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到達目標 【日本語】 | | 本講義は自然,生物,社会などの複雑系に見られる自律分散協調的な振舞いを理解するための理論的基礎を身につけ,実問題への応用についての理解を深めることを目的とする。 |
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到達目標 【英語】 | | |
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授業の内容や構成 | | 自律分散協調系を理解するための基礎として,まず非線形振動子や同期現象などの非線形科学を講義し,次に,自律分散協調系の構造やダイナミクスを「つながり」の観点から理解するための複雑ネットワークについて解説する。さらに,本システムを人間社会や人工物生産現場に見られる応用例を通して理解を深める。
1. ガイダンス
2. 非線形振動子とリミットサイクル
3. 結合振動子の同期と多彩な集団現象
4. 複雑ネットワークの構造特性と統計的性質
5. 複雑ネットワーク上のダイナミクス
6. システムダイナミクス−共有地の悲劇-
7. 人モノ機械が同期するスケジューリング
8. 総括と議論 | |
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履修条件・関連する科目 | | |
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成績評価の方法と基準 | | 課題60%,ディスカッション40%。合計100点満点で60点以上を合格とする。 | |
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教科書・参考書 | | 必要に応じて授業中に指定する。履修条件は要さない。 | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) | | |
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授業開講形態等 | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 | | |
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