学部・大学院区分医学部(保)
時間割コード1713431
科目名 【日本語】公衆衛生学
科目名 【英語】Hygiene and Public Health
コースナンバリングコード
担当教員 【日本語】近藤 高明 ○
担当教員 【英語】KONDO Takaaki ○
単位数2
開講期・開講時間帯春 火曜日 3時限
Spring Tue 3
必修・選択
必修・看検、選択・理作


授業の目的 【日本語】
公衆衛生学は、生活様式や社会・環境が人の健康に与える影響を明らかにし、健康増進や疾病予防の実践を探求する分野です。本授業では、疾病の一次予防、二次予防、三次予防の概念を理解し、人のライフステージや活動の場を軸にして疫学的方法により集団としての人の健康を評価し、保健政策を立案する手法を学ぶことを目的とする。
授業の目的 【英語】
Public Health is a practical discipline for exploring the method of health promotion and disease prevention through elucidating the lifestyle-related or social/environmental influences on human health. The aim of this course is to help students understand the concept of the primary, secondary, and tertiary prevention, learn the method of evaluating the population health based on the life stage or activity scene with the use of epidemiological technique, and learn the process of health policy planning.
到達目標 【日本語】
この授業の終了時に、学生は以下の知識・能力を身につけていることを目標とします。

1. 一次、二次、三次予防の内容について説明できる。
2. 行政資料である衛生統計から得られるさまざまな指標について説明できる。
3. 疫学的手法の利用法について説明できる。
4. 人生の各ステージや地域、学校、職域などの活動の場で、健康増進や疾病予防を実施するための制度や仕組みについて概説できる。
5. 個人の生活習慣から地球規模の環境にいたるまで、人の健康には様々な要因が関連していることを説明できる。
到達目標 【英語】
授業の内容や構成
本授業は以下の内容と順序で構成されます。

1. 公衆衛生学の歴史
2. 環境衛生(1):地球規模での環境、公害
3. 環境衛生(2):生活環境
4. 衛生統計:死亡統計、衛生指標
5. 疫学(1):歴史、疫学指標、記述疫学
6. 疫学(2):分析疫学、バイアス、生命倫理
7. 生活習慣と健康
8. 主要疾患の疫学
9. 感染症予防
10. 精神保健、難病の疫学
11. 成人保健、高齢者保健、衛生行政の仕組み
12. 社会保障、保険の仕組み
13. 産業保健
14. 母子保健、学校保健
15. 国際保健

毎回の授業終了前に課題を与え、提出を求めます。
履修条件・関連する科目
高等学校の公民で学ぶ「現代社会」、「政治・倫理」の習得を前提とします。
成績評価の方法と基準
毎回の授業の提出課題を20%、期末試験の成績を80%として評価します。それぞれについてC認定以上を合格要件とします。
教科書・テキスト
内藤通孝(2019)『公衆衛生学 入門社会・環境と健康 第5版』昭和堂
参考書
厚生労働統計協会(2019)『2019/2020 国民衛生の動向』厚生労働統計協会
医療情報科学研究所(2018)『公衆衛生がみえる 2018-2019』MEDIC MEDIA
白戸亮吉(2019)『ていねいな保健統計学』羊土社
課外学習等(授業時間外学習の指示)
次回の授業範囲について指定教科書を予習しておくこと。
授業の進め方
注意事項
NUCTに補足教材を掲載する場合があります。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
使用言語
日本語
授業開講形態等
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置