学部・大学院区分医学部(保)
時間割コード1731171
科目名 【日本語】医療統計学
科目名 【英語】Basic Inferential Statistics
コースナンバリングコード
担当教員 【日本語】近藤 高明 ○
担当教員 【英語】KONDO Takaaki ○
単位数1
開講期・開講時間帯春1期 水曜日 1時限
Spring1 Wed 1
必修・選択
必修・検、選択・理


授業の目的 【日本語】
多様なデータが収集される臨床、予防、実験現場では、データを解析し結果を解釈することが不可欠です。本講義では統計学的推計で用いられる用語の定義を理解し、初歩的解析手順を習得することを目的とします。
授業の目的 【英語】
In clinical, preventive, or experimental settings where a variety of data is often collected, data analysis and interpretation of the results are essential. The aim of this course is to help students understand the definition of technical languages used in statistical inference and acquire fundamental steps of the statistical analysis.
到達目標 【日本語】
この授業の終了時に、学生は以下の知識・能力を身につけていることを目標とします。
1. 仮説検定の手順を説明できる。
2. データの性質に応じた適切な解析手法を選択できる。
3. 統計解析結果から導かれる解釈を説明できる。
到達目標 【英語】
授業の内容や構成
本授業は以下の内容と順序で構成されます。

1. データの尺度、分布と統計量
 データの尺度と水準、データセットの代表値、代表的な確率分布について学習する。
2. 相関と回帰
 二変数間の関連性の強さをあらわす手法と、一方から他方を予測する手法について学習する。
3. 仮説検定
 母集団と標本、仮説の設定、解析の具体的な手順、有意水準について学習する。 
4. 平均値の差の検定
 2群間の平均値の差の検定法について学習する。
5. ノンパラメトリック検定
 順序尺度データと名義尺度データの検定法について学習する。
6. 生命表
 平均寿命・平均余命の求め方について学習する。  
7. まとめと評価
 試験とその解説を行う

毎回の授業後半時間帯に練習問題を課し、提出を求めます。練習問題には計算問題が含まれますので、電卓もしくは演算機能を備えたスマホ、タブレット、PCのいずれかを持参してください。
履修条件・関連する科目
高等学校で学ぶ数学Ⅰ「データの分析」、数学B「確率分布と統計的な推測」の理解を前提とします。
成績評価の方法と基準
毎回の授業の提出課題を20%、期末試験の成績を80%として評価します。それぞれについてC認定以上を合格要件とします。
教科書・テキスト
白戸亮吉(2019)『ていねいな保健統計学』羊土社
参考書
大村平(2002)『統計のはなし 基礎・応用・娯楽』日科技連
大村平(2002)『統計解析のはなし データに語らせるテクニック』日科技連
課外学習等(授業時間外学習の指示)
次回の授業範囲について指定教科書を予習しておくこと。
授業の進め方
注意事項
NUCTに補足教材を掲載する場合があります。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
使用言語
日本語
授業開講形態等
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置