授業の目的 【日本語】 | | 日本を取り巻く国際政治環境については、皆さんの多くが一定の関心と意見を持っていることでしょう。しかし、それらの多くは国際政治(学)の基本を踏まえない素朴で感情的なものにとどまっているのではないでしょうか。本授業は、国際政治について単なる感情や感想を越えて分析的に考えるための基礎を養います。 担当教員は、現状分析(「~はどうなっているか」)や原因分析(「なぜ~なのか」)についての問いを受講者に投げかけていきます。また、受講者は各自で考えるだけでなく、グループで議論することを通じて、分析的思考を養うための訓練を行います。 本授業では、国際政治や日本の外交・国際関係について包括的・体系的な(教科書的な)講義を行うことはしません。代わりに、重要なトピックとして、安全保障、米中関係、持続可能な開発の3つを取り上げ、これらについて一緒に考えていきます。
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授業の目的 【英語】 | | This course aims at cultivating the interests and abilities of students to think analytically by jointly deliberating on 1) the concept and practice of security, 2) current U.S.-China relations and their implications for Japanese foreign policy, and 3) Japan's policies on sustainable development. |
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到達目標 【日本語】 | | 本講義の到達目標は以下の3点です。 1. 国際関係への関心を高め、関連する新聞記事や資料を受講前よりも深く読めるようにする。 2. 国際関係(および世の中のできごと)を分析するとは何かを知り、一定程度の分析能力を身につける。 3. グループでのディスカッションや共同作業に慣れる。 |
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到達目標 【英語】 | | |
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授業の内容や構成 | | 回 / テーマ / 講義内容 / 授業時間外の学修活動 / 関連ページ
1 イントロダクション ・本講義の進め方を紹介します。 ・導入として、クイズ(問い)を出して、個人・グループで考えてもらいます。 授業内容の復習
2~6 安全保障 日本外交と国際政治における「安全保障」について考えます。 授業内容の復習
7~11 米中の狭間での日本外交 米中関係とその行方が日本外交と国際秩序に及ぼす影響を考えます 授業内容の復習
12~15 持続可能な開発 気候変動や「開発」等の観点から、日本外交と国際政治を考えます。 授業内容の復習
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履修条件・関連する科目 | | (日本を含む)世界で起きている様々な出来事に関心を持っていること。 本授業は、楽をして単位を取得したい学生にも、(「到達目標」に鑑みて)ディスカッションやグループワークに真剣に参加しない学生にも、向いていません(なお、受講者が意見を自由に交わし、ディスカッションを楽しめる環境づくりにはできるだけ配慮します)。 |
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成績評価の方法と基準 | | 1. 期末試験、2. 平常点。 2には、a. 授業参加(単なる出席ではなく、ディスカッションやグループワークへの積極的参加)、b. クイズへの(筆記形式での)回答、が含まれます。 ただし、受講者数次第では、受講者に不利にならないようできるだけ配慮しつつ、変更を加えることがありえます。 |
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教科書・テキスト | | |
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参考書 | | 適宜案内します。さしあたり、以下を参照。 村田晃嗣ほか『国際政治学をつかむ【新版】』有斐閣、2015年。 宮城大蔵『現代日本外交史——冷戦後の模索、首相たちの決断』中公新書、2016年。 添谷芳秀 『入門講義 戦後日本外交史』慶應義塾大学出版会、2019年。 益尾知佐子『中国の行動原理ーー国内潮流が決める国際関係』中公新書、2019年。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) | | |
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注意事項 | | 本授業は、学部生に対しては法学部専門科目「現代日本の外交・国際関係」として開講されているものです。 本授業は、予め決められた予定・計画を忠実に遂行する授業とは異なり、国際政治の様々な動向や受講者の反応などを踏まえて、授業の内容と形式を柔軟に組み立てながら進めます。 詳しくは初回の授業で説明し、体験してもらいます。 配布資料を印刷する代わりにPDF化して、授業サイトにアップロードします。授業中にPDFを読むためのデバイス(パソコン、スマートフォン、タブレット等)を持参して下さい。 |
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授業開講形態等 | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 | | |
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