学部・大学院区分法・博前
時間割コード2302690
科目区分法学研究科開講科目
Courses Offered by the Graduate School of Law
科目名 【日本語】特別講義・演習(民事裁判法入門)
科目名 【英語】Special Lecture and Seminar (Introduction to the Japanese Litigation)
担当教員 【日本語】本間 靖規 ○
担当教員 【英語】HONMA Yasunori ○
単位数2
開講期・開講時間帯春集中 その他 その他
Intensive(Spring) Other Other
対象学年1年
1
授業形態講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
本講義は、留学生ならびに日本人学生を対象に日本の民事裁判手続の概要を説明し、これについて理解を深めて、それぞれの専門分野の勉強に活かすことを目的とする。
授業の目的 【英語】
This lecture targets foreign and japanese students, aiming at providing them an explanation of an overview of Japanese civil litigation procedure, deepening their knowledge and understanding of the system that can be applied for their own field of study.
到達目標 【日本語】
日本の民事裁判手続(非訟手続を含む)を概観して全体の見通しを把握することを目標とする。
到達目標 【英語】
授業の内容や構成
Lecture / Theme / Lecture Course Description / Learning outside the class / Related page


日本の法文化と裁判―概説
日本の法継受に至る歴史と日本人の法観念論を説明して、受講生の所属国との比較を行う。


日本の法文化と裁判 ― 判例
いわゆる隣人訴訟の判例を例に挙げて日本における紛争解決方法の特徴を探る。


日本の各種裁判所とその管轄
簡易裁判所、地方裁判所、家庭裁判所、高等裁判所、最高裁判所の管轄区分と上訴システムを説明する。


日本の法曹養成制度
法曹人口の比較や法曹への道、要件事実教育の意義などを説明する。


民事裁判手続の流れ①
民事保全、民事裁判、民事執行、各種倒産制度、ADRなど紛争解決システムを 2 回に分けて説明する。


民事裁判手続の流れ②
同上


民事訴訟と民事非訟の区別
訴訟と非訟の区別やそれぞれの審理方法の相違などを説明する。


民事裁判の審理原則①
公開主義の現代的意義を考察する。


民事裁判の審理原則②
直接主義や裁判官の私知を取り扱う。

10
民事裁判の審理原則③
弁論主義と処分探知主義について説明する。

11
家族事件と裁判手続①
人事訴訟法の基本的考え方と実際の手続上の問題点を考察する。

12
家族事件と裁判手続②
家事事件手続法の規定のうち家事調停を取り扱う。

13
家族事件と裁判手続③
家事事件手続法の規定のうち家事審判事件を取り扱う

14
総括①
民事訴訟に関する総括を行う。

15
総括②
民事非訟に関する総括を行う。

履修条件・関連する科目
入門科目なので特に履修条件はない。むしろ他の科目の前提になる基礎知識を習得することを目的とする。
成績評価の方法と基準
平常点(討論への参加状況、発現の質、内容で70%、レポートで30%)
教科書・テキスト
特になし
参考書
中野貞一郎(2012年)『民事裁判入門』(有斐閣)
課外学習等(授業時間外学習の指示)
各授業時間に参考文献や判例を指示するのでそれらを読みこなすこと
注意事項
授業開講形態等
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置