学部・大学院区分経・博前
時間割コード2412204
科目区分専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】ファイナンスB
科目名 【英語】Finance B
コースナンバリングコードECOMA6302B
担当教員 【日本語】中島 英喜 ○
担当教員 【英語】NAKASHIMA Hideki ○
単位数2
開講期・開講時間帯秋 火曜日 4時限
Fall Tue 4
対象学年1年
1
授業形態講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
本講義は証券投資と資産価格決定に関する標準的な理論を解説し、これらの分野の研究能力の基礎を養うことを目的とする。
授業の目的 【英語】
This course enhances Research Ability in portfolio theory and asset pricing.
到達目標 【日本語】
(1)現代投資理論(MPT)に基づくポートフォリオ選択をPC上で実行できる、(2)資産価格の標準的な評価式(CAPM)を導出できる、(3)CAPMを用いた株価評価を実行できる。
授業の内容や構成
1. イントロダクション、基本的な用語の定義
2. キャッシュフローの4分類、資産市場の分類
3. 金利と債券価格(裁定取引と無裁定条件)
4. 株式投資と効率的市場仮説
5. 確率と統計(演習課題)
6. 不確実性下の意思決定と期待効用仮説
7. 稲作モデル(1)
8. 稲作モデル(2)
9. 期待効用最大化原理とポートフォリオ選択
10. MPTと分離定理
11. 等質期待仮定と資本市場線
12. CAPMと証券市場線
13. CAPMの実証
14. 完全市場における株価の評価
15. 総復習
履修条件・関連する科目
教養レベルの微分・積分、および学部レベルの確率・統計の知識(共分散や回帰分析の定義や内容を説明できる程度の知識)が必須。受講対象は修士論文でCAPMを使う必要がある者を主に想定。
This course is taught in only Japanese.
成績評価の方法と基準
出席報告(20%)、レポート(80%)で評価する。素点合計の100点満点換算で60点以上を合格要件とする。評価方法は上記の3つの目標に関する理解の程度とその説明の適切さによる。
教科書・参考書
テキストは指定せず適宜教材を提供する。参考図書:(1)小林孝雄,他「新・証券投資論(理論編)」(日本経済新聞社)、(2)リチャード・ブリーリー,他「コーポレート ファイナンス」(日経BP社)。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
講義に用いる教材は下記サイトで予め公開する。受講生は授業前に一通り目を通しておくのが望ましい。()
注意事項
授業開講形態等
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置