授業の目的 【日本語】 | | 本講義では、「監査」研究・実務において重要な概念である「監査の質」に焦点を合わせ、その概念や統計学的アプローチを用いた場合の日本市場の実態などの研究成果を受講者と一緒に確認する。「監査」領域や「会計学」領域における統計的研究手法に馴染んでもらい、経済学・経営学の一角を占める監査の領域の知識やリーダーとしての資質を身につけ、現代の経済社会が直面する諸監査領域の課題に挑戦し、解決できる力を育むことを目的としている。 |
|
|
授業の目的 【英語】 | | This lecture is designed as to let participants understand/think deeply the important concept: audit quality, and is expected to help participants have solutions/ the ways to find solutions for the future challenges in practical modern economic social. |
|
|
到達目標 【日本語】 | | (授業終了時に学生は、)監査の意義や「監査の質」に関わる論点について、知識が備えられ、パブリックに、それをプレゼンテーションできる。 |
|
|
授業の内容や構成 | | 1. イントロ 2. 「監査の質」の概念 3. 英国FRCによる監査の質 4. IAASBによる監査の質 5. 米国PCAOBによる監査の質 6. 監査の質の評価フレームワークと監査領域における重要概念との関係 7. 監査の質のアカデミック実践的測定 8. ビッグデータと会計監査(仮題)(外部講師による) 9. 監査の信頼性回復に向けて(仮題)(外部講師による) 10. 監査の質の提供側のインセンティブ・能力と監査の質 11. 監査の質の提供側のインセンティブ・能力である監査法人の規模と監査の質 12. 監査の質の提供側の能力である業種特化と監査の質 13. 監査の質の提供側のインセンティブと市場の反応:オリンパス事件からの証拠 14. 監査の質の提供側のインセンティブ・能力である監査報酬と監査の質 15. 総括
|
|
|
履修条件・関連する科目 | | 1.教科書が必要であるので、原則購入のこと。2.履修したい場合、初回は必ず出席すること。3.本講義を受講するにあたり、会計学に関する基礎知識が必要である。4.講義を進めるため、http://www.soec.nagoya-u.ac.jp/~kotan/を利用することがある。This course will be taught in Japanese. |
|
|
成績評価の方法と基準 | | 出席の状況(30%ぐらい)、プレゼンテーションや議論に関わる度合いなど講義への貢献度(45%ぐらい)およびレポート(25%ぐらい)で評価する。それぞれについてCまたはC- 評定以上を合格要件とする。講義中の内容についての適切にプレゼンテーション・解説できること、講義中の内容あるいは講義中指定の内容に関するコンテンツを適切に説明でき・考察できることを合格の基準とする。 |
|
|
教科書・参考書 | | 『グローバル時代における監査の質の探究』仙場胡丹著,千倉書房,2016年。 |
|
|
課外学習等(授業時間外学習の指示) | | 毎回の授業前に教科書等の指定箇所を読んでおくこと。 |
|
|
注意事項 | | |
|
授業開講形態等 | | |
|
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 | | |
|