授業の目的 【日本語】 | | 日常及び社会生活を営む上で不可欠な認知活動とそれを支える対人技能は,個人間の相互作用を基礎とし,人間の認知能力は,対人空間で具現化し問題を露呈する。例えば,対人間での協力と競争,嘘と欺きあるいは猜疑と信頼,そしてそれらの行動を支える言語・非言語コミュニケーションは,個人間の相互作用の所産である。人と人(脳と脳)のつながりが,社会的ネットワークでの個人の行為を形成することに注目し,個人間の相互作用をbrain-to-brain couplingの観点から扱った研究を紹介する。 |
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授業の目的 【英語】 | | This course introduces case studies on experimental methods for acquiring experimental data of semantic analysis activities, for students to carry out their own experimental research. |
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到達目標 【日本語】 | | (1)受講者は,人の思考が言語的処理と非言語的処理を含む意味処理活動の所産であることを学ぶ。
(2)こころの科学において実施された複数の心理実験を手がかりに,人の意味処理活動の概要を知る。
(3)具体的な1人の研究者が意味を探求するために実施した研究データと解釈から彼の思索過程を知る。
(4)受講者がそれぞれ関心を寄せる意味について自分で考え抜く力を養う。 |
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到達目標 【英語】 | | |
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授業の内容や構成 | | 1-1. 意味を索(もと)める心的活動の概要
1-2. 意味の世界
2-1. 意味の復権
2-2. 認知科学の12の課題
3-1. 漢字の意味処理
3-2. 自伝的記憶の意味
4-1. 発話に伴うジェスチャー
4-2. 二言語併用者の脳活動
5-1. 近赤外分光法
5-2. 看護動作の模倣学習
6-1. 競争と協力の意味
6-2. 感情判断と認知判断の順序効果
7-1. 人の身になって考えることの意味
7-2. 欺きと見抜き
8-1. 意味研究と脳研究
8-2. 全体のまとめと残された課題 | |
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履修条件・関連する科目 | | |
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成績評価の方法と基準 | | 講義中に与える課題(小レポート)の評価50%,期末試験50%,合計で100点満点とし60点以上を合格とする。 | |
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教科書・参考書 | | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) | | 講義中に課題(小レポート)を与え,準備学習の一助とする。 | |
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授業開講形態等 | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 | | |
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