学部・大学院区分 | | 多・博前 | | 時間割コード | | 3213077 | | 科目区分 | | C類(実習) Category C | | 科目名 【日本語】 | | 確率論実習1 | | 科目名 【英語】 | | Practical Class on Probability Theory 1 | | コースナンバリングコード | | | | 担当教員 【日本語】 | | | | 担当教員 【英語】 | | | | 単位数 | | 1 | | 開講期・開講時間帯 | |
| | 授業形態 | |
| | 学科・専攻 | | | | 必修・選択 | | | |
授業の目的 【日本語】 | | テーマ:「ブラウン運動と確率解析」.
ブラウン運動,確率解析は,物理学,工学,数理経済学において重要な役割を果たしている.この少人数クラスでは,ブラウン運動・確率解析の基礎を学習する.
Title: "Brownian motion and stochastic calculus"
The Brownian motion and the stochastic calculus play important roles in physics, engineering, and mathematical economics. In this class, we get acquainted to the basics of the Brownian motion and the stochastic calculus. |
| | 授業の目的 【英語】 | | | | 到達目標 【日本語】 | | この少人数クラスでは,ブラウン運動・確率解析の基礎を学習する. 2年間のコースとし,ブラウン運動・確率解析の基本的言語・手法に慣れ親しむことを目標とする. |
| | 到達目標 【英語】 | | | | 授業の内容や構成 | | 原則週1回の開講で,受講者自身が教科書[1]に基づき黒板で発表を行う.数学書の十分な理解には,ただ字面を追うだけでなく,自分なりの理解に基づいてテキストを書き換えるくらいの能動的関わりが必要である.従って,発表に際してはテキストに何が書いてあるかでなく,発表者がそれをどう消化したかを問う.また,発表内容について「更に一般化するには,どうするのが自然か?」また逆に「面白い具体例はどのようなものか?」等の議論を,発表者,参加者を交えて行ってゆく.
The course consists of presentations by the students based on the textbook.
Intensive preparations are required. To really understand a textbook of mathematics, a careful reading is not enough. The reader should reconstruct the contents of the book, based on his/her own understanding. The students are required to present the results of this reconstruction. |
| | 履修条件 | | このクラスの受講には,4年生までに養った確固たる学力と,綿密な事前学習が要求される.レベル1の知識の中でも特にルベーグ積分(例えば参考書[4]の第6章まで)を使いこなせることは必須である.さらに,測度論的確率論の初歩(大数の法則,中心極限定理など)は既知とする.学部における該当講義(名古屋大学理学部数理学科では「解析学要論II」,「確率論I」,「確率論II」)での成績を, 適格性を自己判定する際の基準とされたい.
This course is provided in Japanese. |
| | 関連する科目 | | | | 成績評価の方法と基準 | | | | 教科書・テキスト | | [1]Moeters, P., Peres, Y. ``Brownian Motion''
Cambridge University Press (2010).
[2] Le Gall, J.-F.:``Brownian Motion, Martigales and Stochastic Calculus'',
Springer Verlag (2016). |
| | 参考書 | | [3]Karatzas, I. and Shreve, S. E.:
``Brownian Motion and Stochastic Calculus'', Second Edition.
Springer Verlag (1991).
[4]吉田伸生: 「ルべーグ積分入門--使うための理論と演習」 遊星社 (2006)
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| | 課外学習等(授業時間外学習の指示) | | | | 注意事項 | | | | 他学科聴講の可否 | | | | 他学科聴講の条件 | | | | レベル | | | | キーワード | | | | 履修の際のアドバイス | | このクラスの受講には,4年生までに養った確固たる学力と,綿密な事前学習が要求される.レベル1の知識の中でも特にルベーグ積分(例えば参考書[3]の第6章まで)を使いこなせることは必須である.さらに,測度論的確率論の初歩(大数の法則,中心極限定理など)は既知とする.学部における該当講義(名古屋大学では「解析学要論II」,「確率論I」,「確率論II」)の成績を, 適格性を自己判定する際の基準とされたい. |
| | 授業開講形態等 | | | | 遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 | | | |
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