学部・大学院区分創・博前
時間割コード3900506
科目区分専門科目(必修)
Specialized Courses
科目名 【日本語】創薬生物科学実験
科目名 【英語】Biological Science Research Course
コースナンバリングコードPHA-BI-6011
担当教員 【日本語】人見 清隆 ○ 辰川 英樹
担当教員 【英語】HITOMI Kiyotaka ○ TATSUKAWA Hideki
単位数10
開講期・開講時間帯通年集中(春秋) その他 その他
Full-year course Intensive(Sp-Fa) Other Other
対象学年1年
1
授業形態実験
Laboratory


授業の目的 【日本語】
生物が示す多様な生命現象の基本的理解を目標として、創薬を見据え最先端の生物科学研究を通して、先導的創薬科学研究に必要な知識と技術を習得します。
授業の目的 【英語】
The goals of this course are to:
(1) Deepen basic understanding of life science phenomena by experiencing recent experiments in biological sciences; and
(2) Obtain the knowledge and techniques required for research in advanced pharmaceutical sciences.
到達目標 【日本語】
授業終了時に学生は、以下のことができるようになることを目標とします。
(1)創薬生物科学研究の背景を深く理解し、研究の意義と課題を指摘できる。
(2)最先端の研究文献等を調査して必要な情報を収集し、研究における問題解決に活用できる。
(3)論理的に実験を進め、得られる実験データを解析し、結果を正しく解釈できる。
(4)研究成果を論理的に文章で記述できる。研究成果を口頭で発表・議論できる。
授業の内容や構成
本授業は以下の4つの内容で構成されています。
(1)大腸菌と酵母を主な対象として、外部環境のシグナル感知ならびに情報機構、細胞寿命ならびに老化を規定する因子の検索と機能解析に関して、研究の実践と指導を行う。
(2)有用な機能性蛋白質(酵素、抗体、増殖因子など)を対象に、原核および真核生物を宿主とする発現システムの習得、蛋白質精製手法、様々な性状解析方法を習得し、合わせて動物細胞培養系を用いた生化学的解析に関して、研究の実践・指導を行う。
(3)動物細胞を対象として、創薬支援工学技術と成り得る培養技術・評価技術・スクリーニング技術の開発のため、細胞研究手法、分子合成手法、情報解析手法を広く習得し、産業と連携した実用化技術の研究の実践・指導を行う。
(4)中枢神経系を対象として、神経系の発生・病態生理、神経系に作用する薬物の薬効、作用機序、動物の行動を解析する実験手法を習得し、分子レベルからシステムレベル、個体レベルまでの異なる階層データを対象とした基礎研究および応用研究の実践・指導を行う。
履修条件・関連する科目
学部で学ぶレベルの生物科学の基礎知識を有することを前提とします。
成績評価の方法と基準
(評価の方法・基準)研究・論文発表等を実施した結果より総合的に判断し、到達目標4項目を実施できることを合格の基準とします。課題未実施者は欠席とします。
教科書・テキスト
教科書は指定しないが、必要に応じて参考資料を配布します。
参考書
Essential Cell Biology (5th ed), Bruce Alberts, Karen Hopkin, Alexander D Johnson, David Morgan, Martin Raff, Keith Roberts, Peter Walter, W. W. Norton & Company, Inc.
: New York, 2018
課外学習等(授業時間外学習の指示)
研究に必要な文献調査、研究成果発表資料の作成等の課題を課します。
授業開講形態等
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置