学部・大学院区分法・博後
時間割コード4300291
科目区分法学研究科開講科目
Courses Offered by the Graduate School of Law
科目名 【日本語】現代行政学研究ⅡB
科目名 【英語】Studies in Contemporary Public Administration ⅡB
担当教員 【日本語】荒見 玲子 ○
担当教員 【英語】ARAMI Reiko ○
単位数4
開講期・開講時間帯秋 火曜日 4時限
Fall Tue 4
対象学年1年
1
授業形態演習
Lecture


授業の目的 【日本語】
政治学・行政学・政策学・地方自治・政治科学方法論の分野を中心とした比較的新しい文献ないし重要文献を中心に講読し、これらの分野に関わる近年の研究動向を把握することと、課程博士論文の水準を把握することを目的とする。ただし、狭義の地方自治研究や政策研究に関わる文献とは限らず、より広く関連する文献を取り上げる。前期は主に次の文献を候補に考えており、受講者の関心と合わせて相談して決定する。日本語ならば週1冊、英語ならば1週70~80ページで考えている。 受講者のやる気によっては、AJPS,APSR,JPART,Governance,JSPなどEarly Viewに掲載された論文を参加者で討論・検討を行う、統計的因果推論やRやStataの演習、エスノグラフィやインタビュー調査の演習などをしても良い。適宜希望に合わせて調整する。 参加者全員が事前に文献を読んでくることを前提に担当者にはレジュメの作成、またその他の参加者全員に当日朝までの論点メモの事前提出を求める。
受講生の希望が一致すれば、 R による基本的な統計、テキスト分析、 GIS 分析、質的調査にかかわる論文群なども購読・実習する。
授業の目的 【英語】
The purpose of this graduate seminar is to read relatively new or important literature mainly in the fields of political science, administrative science, policy science, local autonomy, and political science methodology, and to grasp recent research trends relating to these fields, at the level of doctoral dissertation analysis. However, the seminar is not limited to the literature related to local government research and policy research in a narrow sense, but more widely related literature is included. The following documents are considered as candidates for the first semester, and decisions will be made after consulting with students about their interests. For this seminar, assigned and chosen reading material will generally be 1 book a week in Japanese and 70 ~ 80 pages a week in English. Additional acceptable reading material chosen according to student interest includes articles published within the past 2 to 3 years in journals such as AJPS, APSR, JPART, Governance, and JSP. Such articles should be adapted to the form of discussion and examination by the other seminar participants.
On the assumption that all participants read the materials in advance, the person in charge is required to prepare a summary and all other participants are required to submit a memorandum of points at issue by the morning of the event.
If the students agree, they will also subscribe to, read, and practice the methodologies of papers related to R's basic statistics, text analysis, GIS analysis, and qualitative research.
到達目標 【日本語】
・この分野の研究を行う上での必須文献を読み、理論的な流れを把握する。 ・自分の専門分野に直接関係ない文献も読みこなし、批判的に検討し、適切な論点を提起することができるようになる。 ・文献を適切に要約し、かみ合った議論ができるようになる。
到達目標 【英語】
授業の内容や構成
回 / テーマ / 講義内容 / 授業時間外の学修活動 / 関連ページ

1
ガイダンス
購読する文献と分担について参加者と相談のうえ決定する。

履修条件・関連する科目
現代行政学研究ⅡAを必ず併せて履修すること(尚、進め方は同じである)
成績評価の方法と基準
平常点による。報告内容及び毎回の授業での議論への参加を総合的に判断します。
教科書・テキスト
特になし
参考書
受講者の研究関心を考慮して講読する文献を決めます。 取り扱う文献のマスターコピーは当方で用意します。各自で入手しても構いません。
新規追加文献は下記の通り。春のリストとあわせて検討してください。
Nickels,Ashley E.2019. Power, Participation, and Protest in Flint, Michigan: Unpacking the Policy Paradox of Municipal Takeovers , Temple University Press.
Sunstein, Cass R and Vermeule Adrian 2020. Law and Leviathan: Redeeming the Administrative State , Harvard University Press.
Karch,Andrew and Shanna Rose, . 2019. Responsive States: Federalism and American Public Policy , Cambridge University Press.
Valdini, Melody E.2020. The Inclusion Calculation: Why Men Appropriate Women’s Representation , Oxford University Press.
Lerm an, Amy E. 2019. Good Enough for Government Work: The Public Reputation Crisis in America (and What We Can Do to Fix It) , University of Chicago Press.
Phoe nix, Davin L. 2019.
The Anger Gap: How Race Shapes Emotion in Politics , Cambridge University Press.
課外学習等(授業時間外学習の指示)
*担当文献の報告準備、毎回のコメントペーパーの提出
注意事項
①全授業回を「対面・遠隔併用」で行う。対面参加者はパソコンを持参し、905に集合すること。オンライン参加の場合は、アナウンスで示されたZoomのミーティングルームに14:45に入室すること。
②出席方法を授業当日の朝9:00までにメール連絡してください。 ③登校しないことが成績評価上不利益に扱われることはありません。 ④登校する学生は下記の事項を守ってください。 ・マスクを着用すること。 ・番号札の付された座席のみを使用すること。 ・自己が使用した座席の番号を記録しておくこと。 ・入退室の際に手指消毒や手洗いを行うこと。 ・体調に不安がある場合には登校しないこと。 ⑤今後の感染状況によっては、遠隔授業に切り替える可能性があります。 <その他> ・毎回の開講前までに連絡なく欠席・遅刻があった場合は評価対象としません。 ・報告の分担や文献決めるため、初回の授業には必ず出席してください。(初回は10月6日(火)4限) ・参加するか否かの決断は、初回の授業時間中に行ってください。 ・参加を決定し分担を決めてから、中途で脱落することは、他の参加者に迷惑を及ぼすため、やむを得ない場合を除いては慎むようにお願いします。 ・自分で読みたい文献を探してきて皆に提供することも可能です。
授業開講形態等
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置