学部・大学院区分法・博後
時間割コード4301110
科目区分法学研究科開講科目
Courses Offered by the Graduate School of Law
科目名 【日本語】特別講義・演習(法社会学基礎研究Ⅲ)
科目名 【英語】Special Lecture and Seminar(Fundamental Studies in Legal Sociology Ⅲ)
担当教員 【日本語】原田 綾子 ○
担当教員 【英語】HARADA Ayako ○
単位数2
開講期・開講時間帯秋 木曜日 4時限
Fall Thu 4
対象学年1年
1
授業形態講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
Zoomで木曜4限講義時間(リアルタイム)に実施します。講義を録画して講義後に配信する予定はありません。
受講希望者は、このシラバスに「メンバー」として登録してください。
ZoomのURLや講義資料は、シラバス上で提供します。
これらを入手するために、メンバー登録が必要です。
各回のZoomのURLや講義資料(新規配布分)は、講義の前日までにシラバス上で利用可能にし、アナウンスでお知らせします。講義資料は、講義開始までに、各自でダウンロードしておいてください。Zoom上で資料の画面共有はしませんので、講義資料は手元において受講してください。
※本コースにメンバー登録を希望する学生は下記URLにアクセスしてください。名大IDとパスワードで認証し、「コースへの登録」ボタンをクリックします。
https://canvas.law.nagoya-u.ac.jp/enroll/48YJKC

他の対面授業を受講するために登校している学生は、AC フォーラム(アジア法交流館内)にPCなどを持参して受講することも可能です。
AC フォーラムで受講する際には、以下のことを守ってください。 ・マスクを着用すること。 ・番号札の付された座席のみを使用すること。 ・自己が使用した座席の番号を記録しておくこと。 ・入退室の際には手指消毒や手洗いを行うこと。 ・イヤホンを使用すること。 ・体調に不安がある場合には登校しないこと。
今後の感染状況によっては、AC フォーラムでの受講ができなくなる可能性があります。大学から学生に対してなされる通知を適時にメールで確認するよう心がけてください。
現代社会における人間生活の変化に伴い、従来は法が積極的に関与しなかった、あるいは関与の程度が必ずしも高いとはいえなかった諸領域における法の拡大、すなわち「法化legalization」の現象が広く見られるようになっている。 本講義では、まずこの「法化」をめぐる内外の議論を参照しながら、その理論的・現実的意義について検討する。(1~2回程度) そのうえで、現代の家族生活や家庭生活に深く関連する諸問題をとりあげ、そこでの「法化」のありようを多面的に見ていく。取り上げる具体的なテーマは次のようなものを予定しているが、制度の動向を踏まえて若干の変更を行う可能性がある。 ① 婚外子差別と法 ② 夫婦と子の氏 ③同性パートナー関係の法的承認
④児童虐待への対応と法 ⑤ 離婚に伴う家族の変動と法 ⑥ お産と医療過誤訴訟 現代の社会において、人々の法への期待はいったいどのようなものなのか。人々の新しい要求を法はどう受け止めているのか。その際、法の側にも何らかの変化が生じているのか。こうした視点から、現代社会における法の現実のあり様について学習する。
授業の目的 【英語】
Due to the change in human life and social relations in contemporary society, law has been expanding its roles in areas where the role of law was once very limited. Such a phenomenon may be called "legalization." This course provide general overview of legalization theories and then look at the actual situation of this phenomenon focusing on the Japanese latest developments in laws related to family relationship and family life. Topics include discrimination against children out of marriage, same sex partnership, child abuse, divorce and child custody, perinatal medical malpractice.
到達目標 【日本語】
現代社会における法の役割や機能について、その限界も含めて評価し、分析する力を身につける。
到達目標 【英語】
授業の内容や構成
回 / テーマ / 講義内容 / 授業時間外の学修活動 / 関連ページ

1
イントロダクション
講義概要の説明 「法化」をめぐる議論①

2
現代の家族関係・家庭生活の「法化」
「法化」をめぐる議論②

3
現代の家族関係・家庭生活の「法化」
婚外子差別と法①

4
現代の家族関係・家庭生活の「法化」
婚外子差別と法②

5
現代の家族関係・家庭生活の「法化」
夫婦と子の氏①

6
現代の家族関係・家庭生活の「法化」
夫婦と子の氏②

7
現代の家族関係・家庭生活の「法化」
同性パートナー関係と法①

8
現代の家族関係・家庭生活の「法化」
同性パートナー関係と法②

9
現代の家族関係・家庭生活の「法化」
児童虐待への対応と法①

10
現代の家族関係・家庭生活の「法化」
児童虐待への対応と法②

履修条件・関連する科目
法社会学基礎研究Ⅰ(学部「法社会学」)をあわせて履修済みであることが望ましい。
成績評価の方法と基準
平常点(出席・リアクションペーパー)30%、期末試験70%を基本とする。期末試験を欠席した者は「欠席」とする。
教科書・テキスト
指定しない。予習復習のための文献は講義で配布する。
参考書
授業において適宜示す。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
各講義の予習復習用の文献を読んで講義に参加すること
注意事項
授業開講形態等
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置