学部・大学院区分医・博後
時間割コード5822006
科目名 【日本語】保健医療データ活用法特講
科目名 【英語】Special Lectures on Health Science Data Analysis
コースナンバリングコード
担当教員 【日本語】近藤 高明 ○ 玉腰 浩司 中杤 昌弘 松井 佑介
担当教員 【英語】KONDO Takaaki ○ TAMAKOSHI Koji NAKATOCHI Masahiro MATSUI Yusuke
単位数2
開講期・開講時間帯秋集中 その他 その他
Intensive(Fall) Other Other
必修・選択


授業の目的 【日本語】
臨床検査、検診、疫学調査、レセプトなど保健医療分野では多種多様な情報が継続的に蓄積されており、その活用を通して組織の効率的運営や社会への還元が期待される。データの利用法を理解しておくことは医療従事者にとって基本的能力の一つと認識されるようになっている。また、かつては高額であった統計解析ツールも、現在では無料や低額で入手でき、誰もがツールを用いて統計解析を学ぶことが可能となっている。本講義では、保健医療データがどのように活用されるかを紹介し、また各自のPC上で統計解析ツールを走らせて例題を分析することで、統計解析プログラミングを研究に利用できる能力を獲得する目的とする。
授業の目的 【英語】
With the continuing accumulation of a multitude of information from clinical laboratory tests, health screening, epidemiological survey, or insurance claims occurring in medical and public health settings, effective utilization of such information has been highly expected for productive organizational operation or social benefit. Moreover, tools of statistical analysis, which have been ever-expensive, are currently available at low or even no cost, allowing everyone to learn statistical method with statistical tools at hand. The aim of this course is to introduce how medical datasets can be utilized and help graduate students acquire capability of research-oriented statistical programming through running an analysis software on their PCs to analyze some example datasets.
到達目標 【日本語】
この授業の終了時に、学生は以下の知識・能力を身につけていることを目標とします。
1. 保健医療データの形態ごとに含まれる情報の内容と、活用法について説明できる。
2. PC上での統計解析ソフトを用いた高度な統計解析ができる。
到達目標 【英語】
授業の内容や構成
本授業は以下の内容と順序で構成されます。

1. 保健医療データの特徴
臨床データ、健康診断データ、疫学調査データ、レセプトデータなど保健医療現場で収集されているデータの特徴について学習する。またそれらのデータが、どのように利用されているかを学習する。
2.プログラミングの実際
各自のPCにフリーの統計解析ソフトRをインストールし、例題の解析を通して、高度な統計解析を実演するためのプログラミングについて学ぶ。
解析手法の内容は、さまざまなデータマイニングの手法(多変量解析、生命表分析、アソシエーション分析、決定木)の応用です。。
履修条件・関連する科目
大学院前期課程(修士課程)でデータ解析に関する単位を習得していることを前提とします。
成績評価の方法と基準
毎回の授業での取り組む姿勢と、課題の提出によって総合的に判定します。
教科書・テキスト
金明哲(2017)『Rによるデータサイエンス データ解析の基礎から最新手法まで』森北出版
その他、演習用に追加の資料を配布します。
参考書
金明哲(2018)『Rによるデータサイエンス データ解析の基礎から最新手法まで』森北出版
その他、演習用に追加の資料を配布します。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
授業時間内で行える演習時間は限られていますので、時間外に教科書の内容を精読し、自習によりツールの操作法を学ぶことを勧めます。
授業の進め方
注意事項
WEBサーバ(NUSS)に授業・実演で用いるファイルを掲載します。授業時間中に一斉にインターネットにアクセスすると、通信速度が極度に低下します。必要なファイルはあらかじめ記憶媒体に保存して授業に臨んでください。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
高価な統計専用ソフトの購入が必要であったり、施設内の限られた場所で限られた機器でなければ統計ソフトを利用できないという状況は過去の話です。現在のオープンサイエンス環境下では、誰もが統計解析ツールを無料で自分のPCにインストールして活用できます。
使用言語
日英併用
授業開講形態等
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置