学部・大学院区分医・博後
時間割コード5822236
科目名 【日本語】特別研究
科目名 【英語】Research Work
コースナンバリングコード
担当教員 【日本語】川部 勤 ○
担当教員 【英語】KAWABE Tsutomu ○
単位数4
開講期・開講時間帯通年集中(春秋) その他 その他
Full-year course Intensive(Sp-Fa) Other Other
必修・選択


授業の目的 【日本語】
保健医療学分野(先端情報医療学領域と包括ケアサイエンス領域)における専門的研究課題に対し、主体的に研究計画の立案、実施、評価を行う能力を涵養し、博士論文の作成につなげることを目的とする。
修士課程にて行ったトレーニングを基礎として実際の研究と論文作成を行う。生体防御の異常とくにアレルギーおよび自己免疫疾患について解決すべき課題を各自の問題提起により設定し、分子生物学的な手法を用いた解析を通して病態についての解明を試みる。研究の結果については文献的な考察のもとで議論検討することで科学的論理性を涵養し、その結果について独創性を備えた視点から思索を行う。既知の分子の遺伝子・蛋白レベルでの情報をもとにして標的とする分子が実際の生体内で病変形成にいかに関わるかを解明する。特別研究を通して臨床検査学のさまざまな局面や問題点を倫理的な側面をも考慮して研究する。
授業の目的 【英語】
The purpose of this course is to develop the doctoral thesis by cultivate the ability to devise, implement, and evaluate research plans for specialized research issues independently in the field of health and medical science (Advanced Information Medical Science and Comprehensive Care Science).
Participants perform real research and write their papers on the basis of practical training for research in the master's program. Participants set up the theme of their thesis based on their own interest within the field of dysregulation of host-defense mechanism, particularly allergy and autoimmune diseases, and investigate the pathogenesis by the methods of molecular biology. Results of each student’s experiment are discussed with bibliographic consideration to develop a strong foundation in scientific logic. During this discussion, students speculate about their original research. Through the information of known molecules, students elucidate the role of the targeted molecules in vivo to the formation of the lesions. This Research Work also introduces the many aspects and difficulties of Laboratory Sciences with ethical concerns.
到達目標 【日本語】
解決すべき課題を各自の問題提起により設定することができる。
研究の結果については文献的な考察を行い、議論検討することができる。
到達目標 【英語】
授業の内容や構成
アレルギーおよび自己免疫疾患など生体防御機構の異常について病態を解明する複数の研究課題の中から各自の問題提起により設定した研究テーマについて、仮説の構築、証明のための実験計画、結果の評価・考察、さらなる検討の方法論の選択、実施を各段階で十分に教員と議論し論文指導を受ける。
週に1度
 リサーチ・プログレス・ミーティング
 新知見の紹介(一流誌の論文抄読)、輪番制で研究発表会
週に2度
 総説や教科書による基本知識の確認と習得

履修条件・関連する科目
履修条件:原則学部時代に「免疫学」「微生物学」「分子生物学」の講義を履修した学生。
成績評価の方法と基準
与えられた課題に対するアプローチの方法、手法の正確性、解析結果についての考察力を評価する。また、研究の結果については、さまざまな分子の遺伝子・蛋白レベルでの統合的情報をもとに、豊かな想像力と使命感を持って研究を推進できるかどうかをもとに作成した論文、発表を評価する。
教科書・テキスト
特になし。
参考書
特になし。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
実験開始前に予めテーマについてのアプローチ、当然考えられる結果について十分に考察し、研究室に来ること。研究室では手を動かす実験を中心に結果を整理し、実験ノートを作成する。恣意的な部分が無いように実験ノートにはすべてのデータを載せ、その結果について実験終了後に十分に考察する。その考察をもとに次の実験をどうするか考え、この繰り返しの中で知るべき知識を文献等より得ておく。結果が確定したデータについては教員等と議論するための準備をする。
授業の進め方
テーマならびにアプローチ方法について十分に検討し、研究を遂行する。得られた結果についてさらに研究を進めるために十分教員と議論・検討をする。1週間の結果についてはセミナーで研究室員に報告し、データの共有を行う。

 常に教員とともにディスカッションしながら,実験と論文作成を行う。自主的な研究活動を中心とする。

Students proceed with their research and write their theses in cooperation with faculty staff.
Students proceed research activities voluntarily
注意事項
学部生時代に学ぶ「免疫学」などの分子レベルの生物学が確実に理解されていることが大前提であり、不果実な場合には、研究の遂行は困難となる
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
学部生時代に学ぶ「免疫学」などの分子レベルの生物学が理解できていないと研究は難解なものとなる。
使用言語
授業開講形態等
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置