学部・大学院区分創・博後
時間割コード5900213
科目区分専門科目(選択)
Specialized Courses
科目名 【日本語】創薬分子構造学セミナーⅡA
科目名 【英語】Seminar in Structural Biology IIA
コースナンバリングコードPHA-ST-7004
担当教員 【日本語】大嶋 篤典 ○
担当教員 【英語】OSHIMA Atsunori ○
単位数2
開講期・開講時間帯春 月曜日 3時限
Spring Mon 3
対象学年1年
1
授業形態演習
Lecture


授業の目的 【日本語】
創薬分子構造学セミナーIIAは、「多分野融合教育による次世代を先導する創薬基盤研究者」の養成を目的として、最先端の構造生物学・核酸化学の知見を広く原著論文、英文総説、解説書に求めつつ、その理論的背景についての造詣と展望を身に付けることを目的とします。
授業の目的 【英語】
The purpose of this course is for students to obtain an understanding of cutting-edge structural biology and nucleic acids chemistry, focusing on both breadth and depth of knowledge, by searching research papers, review articles, and reference books. The course also helps students master logical thinking, penetrating insight, and presentation ability by practicing presentation and discussion skills.
到達目標 【日本語】
本セミナーの履修終了時に、学生は、構造生物学の主要な三手法(電子顕微鏡、NMR、X線結晶解析法)や物理化学的分析法(CD、カロリメトリー、相互作用解析など)、化学的手法に立脚した構造制御法などの、それぞれの原理について理解することができるようになります。更に、発表と討論を通じて、科学的な発見・発明を遂行するために必要な、論理的思考力や洞察力、情報発信能力が身につきます。
授業の内容や構成
本セミナーは所属する研究室に分かれて、受講生の知識習得状況に応じて適切と思われる回数をセミナー発表者(主担当)として、それ以外の回は議論に参加する質問者として、セミナー形式で実施します。特に、それにより、最新の手法を理解しつつ、基礎生命科学と最先端創薬の双方に通用する研究力を養成します。
1. 構造生物学・核酸化学・ケミカルバイオロジーに関連する手法ならびに、それを応用して生物学的に重要な現象の解明に成功した事例や、あらたな創薬につながる発見がなされた事例について、複数の文献を読解して発表する。
2. 構造生物学の新規方法論、分子生物学・生物物理学ならびに膜タンパク質解析法を含むタンパク質科学にかかわる広範な話題について、定期的に最新の文献を報告・紹介する。
3. 学会発表(口頭発表・ポスター発表)や助成金などの申請書作成を想定し、それに合わせた資料収集や解説、研究成果発表について訓練し、情報発信力の基礎を身につける。
履修条件・関連する科目
生命科学に関連する、大学院修士課程で学ぶ生物科学・物理化学・タンパク質科学ないし核酸化学の基礎知識を有することを前提とします。
成績評価の方法と基準
研究報告・セミナーにおける発表、プレゼンテーション演習(研究科内の発表会や、外部での学会発表のための練習会など)の結果より総合的に判断し評価します。正当な理由なく課題未実施が著しい場合は不可とします。
教科書・テキスト
教科書を指定しないが、必要に応じて参考資料を配布する
参考書
共立出版 基礎から学ぶ構造生物学、岩波現代生物科学第3巻「構造機能生物学」
課外学習等(授業時間外学習の指示)
原著論文読解の演習については、受講者の学習状況に併せて、事前に読解する複数の原著論文を指示します。また、受講者の自発的なテーマ設定による最新論文の紹介を歓迎します。プレゼンテーション演習においては、次回または本番までに、演習中に指摘された修正改善事項を適切に反映させたプレゼンテーション資料(および原稿)を、必ず作成することとします。
授業開講形態等
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置