授業の目的 【日本語】 | | 憲法・民法・刑法・行政法に関する法学未修者につき、基礎知識を定着させるとともに、重要論点の理解を 深め、かつ法曹として必要な法文書作成能力を涵養することを目的とする。本授業は4名の実務家教員が担当 することにより、実務の第一線に立つ実務家の見識に触れさせ、法曹実務家の卵としての自覚をも促したい。 研究者教員が担当する憲法・民法・刑法・行政法の授業との連動を意識し、研究者教員授業の予復習と一体的な 予復習といった効率的・効果的な学修を目指す。 他の授業とは異なり、1コマ45分であるが、学修上の観点などから2コマ分(90分)で開講されることがある。 本授業の内容は、秋学期開講の「実定法基礎II」の学修内容と連動している。 具体的な授業担当は、憲法:伊藤朋紀弁護士、民法:上松健太郎弁護士、刑法:盛田裕文弁護士、 行政法:安積孝師弁護士であり、法情報ガイダンス(法情報調査等)担当の小島淳が本授業のコーディネート と、法情報調査等の見地からの導入・まとめを行う。 |
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授業の目的 【英語】 | | |
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到達目標 【日本語】 | | (1)研究者教員が担当する「憲法基礎I」・「民法基礎I?IV」・「刑法基礎I」・「行政法基礎I」の授業内容に つき、理解不足を解消するとともに、多方面から問題を捉えることができるようになる。 (2)重要論点に関する簡単な問題演習などを通じ、法的な根拠を踏まえ、法的三段論法に沿う形で自己の意見を 表現する力を完全に身につける。 (3)実務の第一線で活躍する実務家との対話を通じて、リーガル・マインドを常に意識させるとともに、 将来実務法曹になる者としての心構えを修得する。 |
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到達目標 【英語】 | | |
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授業の内容や構成 | | 【授業計画】
●開講日付順授業計画(内容は科目毎授業計画を参照) [第1回]4/23(木)導入/民法1・2 [第2回]5/8(金)憲法1・2 [第3回]5/11(月)行政法1・2 [第4回]5/12(火)刑法1・2 [第5回]5/14(木)民法3・4 [第6回]5/22(金)憲法3・4 [第7回]5/25(月)行政法3・4 [第8回]5/26(火)刑法3・4 [第9回]6/9(火)刑法5・6 [第10回]6/19(金)憲法5・6 [第11回]6/23(火)刑法7・8 [第12回]6/25(木)民法5・6 [第13回]7/6(月)行政法5・6 [第14回]7/9(木)民法7・8 [第15回]7/10(金)憲法7・8/まとめ
●科目毎授業計画【事前配布資料を含む予習指示等については「ページ」を参照】
憲法【伊藤】 [第1・2回]5/8 テーマ:実務法曹になるための憲法学習 講義内容:憲法学習の方法について、総論・統治と人権に分けて解説する。
[第3・4回]5/22 テーマ:国民主権・国民代表に関する基本事項の確認 講義内容:憲法基礎Ⅰ」の講義内容のうち、国民主権と国民代表に関する基本事項についての知識の確認を 行う。講義中に十分に扱えなかった判例を詳しく検討する。講義内容に関わる小テスト(択一式)を 行って、学習の到達度を確認する予定である。
[第5・6回]6/19 テーマ:国会・内閣に関する基本事項の確認 講義内容:「憲法基礎I」の講義内容のうち、政治部門(国会・内閣)に関する基本事項についての知識の確認を 行う。講義中に十分に扱えなかった法令・判例を詳しく検討する。講義内容に関わる小テスト (択一式)を行って、学習の到達度を確認する予定である。
[第7・8回]7/10 テーマ:憲法問題の検討 講義内容:総論・統治の分野に関わる論述式問題の検討を通じて、憲法学に特有な法的論証の作法を 身に着ける。司法権の項目に関する基礎知識を確認する。
民法【上松】 [第1・2回]4/23 テーマ:イントロダクション・民法総則 講義内容:講師自己紹介、民事訴訟における民法 事例問題
[第3・4回]5/14 テーマ:民法総則 講義内容:事例問題 行為能力・意思表示
[第5・6回]6/25 テーマ:物権 講義内容:事例問題 物権変動
[第7・8回]7/9 テーマ:民法総則・物権 講義内容:代理・時効
刑法【盛田】 [第1・2回]5/12 テーマ:イントロダクション 講義内容:講師の自己紹介、刑法総論のポイントを概説、小テストと解説。
[第3・4回]5/26 テーマ:因果関係 講義内容:因果関係のポイントを概説、小テストと解説。
[第5・6回]6/9 テーマ:不真正不作為犯 講義内容:不真正不作為犯のポイントを概説、小テストと解説。
[第7・8回]6/23 テーマ:事実の錯誤 講義内容:事実の錯誤のポイントを概説、小テストと解説。
行政法【安積】 [第1・2回]5/11 テーマ:行政法の特徴(他の科目との差異) 講義内容:行政法の特徴を押さえた上での学習方法について理解する。初回から、事例研究行政法を 解きながら、行政法の基本原則の確認を行う。
[第3・4回]5/25 テーマ:行政手続法の基礎(手続きの瑕疵)、行政裁量 講義内容:行政手続に関する一般法理、手続き的瑕疵の効力、及び、行政裁量の基礎を押さえた上で、 事例研究行政法を解きながら、自身の理解度について確認を行う。
[第5・6回]7/6 テーマ:行政手続法の基礎(手続きの瑕疵)、行政裁量(承前) 講義内容:行政手続に関する一般法理、手続き的瑕疵の効力、及び、行政裁量の基礎を押さえた上で、 事例研究行政法を解きながら、自身の理解度について確認を行う。
法情報調査等【小島】 [第1回]4/23(木) テーマ:導入 講義内容:コーディネーターである小島淳が、本講義の趣旨等について簡単に説明する。
[第2回]7/10 テーマ:まとめ 講義内容:コーディネーターである小島淳が、本講義のまとめを行う。 成績評価後の個別指導についても指示する。 |
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履修条件・関連する科目 | | 未修コース1年次生には本授業及び「実定法基礎II」の履修を強く推奨する。 |
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成績評価の方法と基準 | | 憲法25点・民法25点・刑法25点・行政法25点の配点で、それぞれ発言態度(30%)や課題等(70%)の平常点で 評価する。 |
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教科書・テキスト | | 全体として特に統一的な教科書は指定しない。基本的には、研究者教員授業で利用する教科書を 利用されたい。 |
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参考書 | | 憲法、民法、刑法、行政法のそれぞれにおいて、担当教員が資料等を準備ないし指示する。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) | | 研究者教員の講義の予習・復習をしっかりしておくこと。また「法情報ガイダンス」の復習をしておくこと。 |
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注意事項 | | 本授業は、45分を1コマとして扱うが(合計で30コマ)、問題演習でまとまった時間が必要となる等の事情が ある場合には、2コマ90分で授業が行われることがある。
名古屋大学におけるCOVID-19問題についての下記の指針を参照すること(とくに「5.学生の入構制限」に注意)。
http://www.law.nagoya-u.ac.jp/_userdata/20200409shishin2.pdf
(なお、「方針」における警戒カテゴリー・レベルは更新される―上記のものはあくまで4月9日現在のものである―ので、名古屋大学HP(トップページ)にある「新型コロナウィルス感染症(COVID‐19)における名古屋大学の活動方針」を随時確認するようにすること。) |
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授業開講形態等 | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 | | |
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