学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
学部
科目区分
Course Category
文系教養科目
Liberal Education Courses in Humanities and Social Sciences
科目名 【日本語】
Course Title
生と死の人間学
科目名 【英語】
Course Title
Human Life and Death
使用言語
Language Used in the Course
日本語
担当教員 【日本語】
Instructor
岩﨑 陽一 ○
担当教員 【英語】
Instructor
IWASAKI Yoichi ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
Ⅱ 水曜日 3時限
II Wed 3


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course [JPN]
本授業科目は、「生」および「死」にまつわる諸現象について、それらを学際的、総合的に分析・把握する能力を育むことが目的である。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course [ENG]
This course is one of the courses that provide students with the skills required to analyze and understand phenomena relating to life and death in an interdisciplinary, comprehensive fashion.
授業の達成目標 【日本語】
Objectives of the Course [JPN]
人類の歴史において「生」と「死」が意味してきたこと──それらの価値、魅力、脅威など──の総合的な理解をめざす。
授業の達成目標 【英語】
Objectives of the Course [ENG]
This course focuses on the meanings of life and death in the history of human thought.
教科書
Textbook
教科書は指定しない。適宜、資料を(主に電子データで)配布する。
課外学修等
Study Load (Self-directed Learning Outside Course Hours)
毎週参考資料を配付または紹介するので、それらを用いて問題の理解を深めること。
注意事項
Notice for Students
授業の内容は自分の頭でよく考えることを要求するので、授業時間内で完全に理解することは難しいだろう。授業後、ノート整理などを通して、反復的に考察し理解を深める必要がある。
本授業に関するWebページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
 「死にたい奴から前に出ろ」と言ったのは、たしか『北斗の拳』か『魁!男塾』の登場人物だったと思う。悪役が手始めにひとり善玉を血祭りに上げ、そのうえで、「俺と闘うとこうやって死ぬことになるが、それでも俺と闘いたい奴は出てこい」と募るのがこのセリフである。しかし誰もこの募集に応じない。ケンシロウの生きる世界も、また男塾塾長江田島平八の支配する世界も、生はきわめて困難で苦しく、死んだ方がましに思える。それでもなお、登場人物たちは生にしがみつく。なぜか。
 この授業は、生と死について考えるために、上記の問い、すなわち「死ぬ方が幸福なときになぜ死をためらうのか」をひとつの手がかりとして検討を行う。いわゆる「死生学(thanatology, death studies)」の対象領域を多く扱うことになる。しかし、医療倫理や生命倫理に重きを置く我が国の標準的な死生学の授業と異なり、この授業は「死の哲学」と呼ばれるような、哲学的、とくに形而上学的、宗教哲学的、或いは倫理学的な話題が中心となる。担当者はインド哲学の教員なので、インドや仏教の話が多くなるだろう。
実務経験のある教員等による授業科目(大学等における修学の支援に関する法律施行規則に基づくもの)
Courses taught by Instructors with practical experience
授業開講形態等
Lecture format, etc.
https://office.ilas.nagoya-u.ac.jp/2021-fall-implementation/