学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
学部
科目区分
Course Category
理系基礎科目
Basic Courses in Natural Sciences
科目名 【日本語】
Course Title
化学基礎Ⅱ
科目名 【英語】
Course Title
Fundamentals of Chemistry II
使用言語
Language Used in the Course
日本語
担当教員 【日本語】
Instructor
多喜 正泰 ○
担当教員 【英語】
Instructor
TAKI Masayasu ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
Ⅱ 金曜日 3時限
II Fri 3


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course [JPN]
化学を学ぶ醍醐味の一つに、物質の精緻かつダイナミックな挙動を論理的に解釈できることがある。有機物質は炭素を含む多様な物質群である。複雑に見えるその構造や反応も、個々に見れば合理的な原理に支配されている。本講義では、分子の電子的性質と構造的性質を理解した上で、化学反応を支配する原理と理論について学習し、代表的な有機化学反応について、有機電子論を基に解説する。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course [ENG]
One of the pleasures of learning chemistry is to logically understand the precise and dynamic behavior of molecules. Organic molecules are chemical compounds that contain carbon atoms. Their seemingly complex structures and reactions are governed by simple and rational principles. In this course, students will understand the electronic and structural properties of molecules by learning the principles and theories that govern chemical reactions. Representative organic chemical reactions are explained based on organic electronic theory.
授業の達成目標 【日本語】
Objectives of the Course [JPN]
・基本的な有機分子および関連化合物の電子的・構造的特徴を理解する。
・基本的な有機化学反応を支配する原理を理解するとともに、官能基がもたらす有機分子の多様性・有用性について系統的に理解を深める。
授業の達成目標 【英語】
Objectives of the Course [ENG]
This course aims to provide students with understanding of the following fundamentals of organic chemistry; 1) electronic and structural features of organic compounds, 2) principles and mechanisms of organic reactions, 3) physical and chemical properties of functional groups and their classic reactions in organic chemistry.
教科書
Textbook
深澤義正・笛吹修治 著「はじめて学ぶ 大学の有機化学」(化学同人)
課外学修等
Study Load (Self-directed Learning Outside Course Hours)
教科書第2章については、時間の関係上授業で取り扱うことが困難であるため、自ら予習しておくことが望ましい。授業内で指定する主題についてレポートを課す場合がある。授業内容を自宅で復習しておくことが望ましい。
注意事項
Notice for Students
欠席と不合格の取扱いは、次の通り定める。1)11月末までに学生から申し出があれば、履修取り下げができる。2)履修取り下げ届に学生が必要事項を記入し、自署サインの上担当教員に提出する。3)届け出書を半分に切り、控えを学生と教員がそれぞれ保存する。4)届が受理された学生は「欠席」、それ以外の学生は通常通り成績評価する。
本授業に関するWebページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
高校化学で学ぶ「有機化学」はどちらかと言えば受動的なもので、様々な反応や構造式が登場し、これをひたすら暗記するものである。これに楽しさを感じた人は少ないのではないか?一方、大学で学ぶ有機化学はこれまでとは全くと言っていいほど別物で、むしろ能動的なものである。つまり、反応の中身を理解し、これを修得することによって反応機構を考えたり、自ら作り出したりすることができるようになる。
 大学の有機化学で学ぶ反応は高校化学に比べて膨大であるため、それを全て丸暗記することはできない。ではどうしたら良いのか?まずは、有機化学を理解するための基本原理を身につけることである。有機化合物がどのように構成されているのかが理解できれば、以降に学ぶ様々な反応もある程度推測できるようになる。本授業のねらいとゴールは、有機化学の初歩を学び、その醍醐味を知ることである。
実務経験のある教員等による授業科目(大学等における修学の支援に関する法律施行規則に基づくもの)
Courses taught by Instructors with practical experience
授業開講形態等
Lecture format, etc.
https://office.ilas.nagoya-u.ac.jp/2021-fall-implementation/