学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法学部
時間割コード
Registration Code
0300140
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
租税法
科目名 【英語】
Course Title
Tax Law
担当教員 【日本語】
Instructor
髙橋 祐介 ○
担当教員 【英語】
Instructor
TAKAHASHI Yusuke ○
単位数
Credits
4
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 金曜日 1時限
春 金曜日 2時限
Spring Fri 1
Spring Fri 2
対象学年
Year
3年
3
授業形態
Course style
講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
本講義では、租税法律関係の基本的な考え方(いわゆる税法総論)と、日本の税目でもっとも重要でかつほとんどの勤労者が必ずその租税法律関係の当事者となる所得税について主として取り上げる。可能であれば、法人税と租税手続法の基本的なところ(司法試験の出題範囲とほぼ重なる)を取り上げ、さらに時間があれば、消費税・相続税・地方税・国際課税についても、ざっとした知識を身につける程度に概観する。講義形式だが、予習復習を重視し、教員からの問いかけとそれに対する受講生の答えというソクラテス・メソッドを大いに用いる。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The aim of this course is to help students acquire an understanding of the fundamental concepts and structure of Japanese tax law, especially including (1) basic concepts of Japanese tax law, (2) individual income tax, (3) corporate income tax and (4) tax procedural law.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
本講義において、参加者は、租税法の基本原則や基礎理論、所得税法、法人税法と租税手続法、その他の税法についての基本的知識を習得し、それらを説明できること目標とされる。具体的には、法科大学院進学者、公認会計士試験受験者、税理士試験受験者が持つべきレベルの税法に関する基礎知識を習得し、その知識を自己の言葉で表現することができるようになることである。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
At the end of the course, participants are expected to explain the basic principles and theories of tax law, especially including income tax law, corporate tax law and tax procedure law in Japan.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
第1回 テーマ:講義の説明
授業内容:講義の説明を行い、履修にあたっての注意事項、勉強方法などを指導する。 本授業は、ZoomまたはMS Teamsを使った同時双方向授業の形で実施する。 初回授業は4月16日(金)であるが、1限は接続テストとオリエンテーション、2限は日本の税制に関する簡単な概説を行う予定である。
授業時間外の学習活動など:スマホ及び/またはパソコンを準備すること(パソコンを強く推奨する)。詳細は追って指示する。

第2回 テーマ:租税と税法
授業内容:今回は、租税の意義と分類、税法の意義とその法源について学ぶ。
授業時間外の学習活動など:前回事前配布したレジュメの予習問題をこなしておくこと。

第3回 テーマ:租税法律主義と租税平等主義
授業内容:租税法律主義と租税平等主義について学ぶ。具体的には、税法の違憲立法審査、法源性の一般理論と通達の法源性、租税法律主義の意義、課税要件法定主義と命令委任、課税要件明確主義と不確定概念、合法性の原則、租税法律不遡及の原則、立法上の平等原則、執行上の平等原則、さらに通達課税の問題について、判例を中心に取り上げる。その際、租税特別措置の存在について触れる。
授業時間外の学習活動など:(1)前回授業内容をよく復習しておく。 (2)前回授業中に指示された課題を解き、授業前までに提出しておく。 (3)事前配布したレジュメに記載されている予習問題をこなしておく。

第4回 テーマ:税法の解釈・適用
授業内容:税法解釈のあり方を確認し、借用概念・信義測の適用についていくつかの判例を参考にして検討を行った後、仮装行為、取消うべき行為・無効の行為と違法所得課税の問題、租税回避とその否認に関する基礎理論を、学説中心に概観する。
授業時間外の学習活動など:(1)前回授業内容をよく復習しておく。 (2)前回授業中に指示された課題を解き、授業前までに提出しておく。 (3)事前配布したレジュメに記載されている予習問題をこなしておく。

第5回 テーマ:所得税法総論
授業内容:今回は、(1)所得概念、特に包括的所得概念とは何か、 実現主義とはどのようなものかまたそれはなぜ採用されているのか、帰属所得とは何か、所得課税と消費課税の差異、(2)所得税の税額算定プロセス、(3)収入金額、特に所得計算上収入金額の概念が持つ意味と、(4)非課税、特に9条列挙項目の種類とその立法趣旨及びフリンジ・ベネフィットの取扱いと課税するかしないかの基準、(4)経費控除の原則、特にそれが会計上の費用控除の概念・取扱と密接に関係していること、(5)経費と消費の区別、(6)控除できない経費、(7)実現主義の内容、特に権利確定主義と管理支配基準の適用、(8)実現主義の例外、特にみなし譲渡と取得費引き継ぎ、原則的課税の計算方法と適用及び(9)譲渡所得課税が行われる譲渡とは何か、を学ぶ。
授業時間外の学習活動など:(1)前回授業内容をよく復習しておく。 (2)前回授業中に指示された課題を解き、授業前までに提出しておく。 (3)事前配布したレジュメに記載されている予習問題をこなしておく。

第6回 テーマ:利子所得/配当所得
授業内容:今回は、(1)利子所得とはどのような所得種類か、利子所得は所得税法本法及び租税特別措置法においてどのように課税されているのかと、(2)配当所得とはどのような所得種類か、配当所得は所得税法本法及び租税特別措置法においてどのように課税されているのか、配当控除とインテグレーションの関係、を学んでみよう。
授業時間外の学習活動など:(1)前回授業内容をよく復習しておく。 (2)前回授業中に指示された課題を解き、授業前までに提出しておく。 (3)事前配布したレジュメに記載されている予習問題をこなしておく。

第7回 テーマ:不動産所得/事業所得
授業内容:今回は、(1)不動産所得とはどのような所得種類か、 他の所得種類とはどのように区別されるか、不動産所得内部の分類、不動産所得の計算方法と、(2)事業所得とはどのような所得種類か、 他の所得種類とはどのように区別されるか、事業所得の計算方法について学ぶ。
授業時間外の学習活動など:(1)前回授業内容をよく復習しておく。 (2)前回授業中に指示された課題を解き、授業前までに提出しておく。 (3)事前配布したレジュメに記載されている予習問題をこなしておく。

第8回 テーマ:給与所得/退職所得/山林所得
授業内容:今回は、(1)給与所得とはどのような所得種類か、他の所得種類とはどのように区別されるか、給与所得の計算方法と給与所得控除の制度趣旨と、(2)退職所得とはどのような所得種類か、他の所得種類とはどのように区別されるか、一定期間の勤務後に退職しすぐ同一使用者に雇用される場合の退職金は退職所得になるのか、退職所得の計算方法、(3)山林所得とはどのような所得種類か、 山林所得の計算方法について学ぶ。
授業時間外の学習活動など:(1)前回授業内容をよく復習しておく。 (2)前回授業中に指示された課題を解き、授業前までに提出しておく。 (3)事前配布したレジュメに記載されている予習問題をこなしておく。

第9回 テーマ:譲渡所得/一時所得/雑所得
授業内容:今回は、(1)譲渡所得とはどのような所得種類か、その本質とは何かを再確認しながら、他の所得種類とはどのように区別されるか、譲渡所得の計算方法、(2)一時所得とはどのような所得種類か、他の所得種類とはどのように区別されるか、一時所得の計算方法、(3)雑所得とはどのような所得種類か、 雑所得の計算方法、私的年金の原価回収の問題を学んでみよう。
授業時間外の学習活動など:(1)前回授業内容をよく復習しておく。 (2)前回授業中に指示された課題を解き、授業前までに提出しておく。 (3)事前配布したレジュメに記載されている予習問題をこなしておく。

第10回 テーマ:損失
授業内容:今回は、三種類の損失とはどのようなものか、損失控除の根拠規定としては、どのようなものがあるか、「生活に通常必要な動産」及び「生活に通常必要でない資産」の所得税法上の取り扱いを学んでみよう。
授業時間外の学習活動など:(1)前回授業内容をよく復習しておく。 (2)前回授業中に指示された課題を解き、授業前までに提出しておく。 (3)事前配布したレジュメに記載されている予習問題をこなしておく。

第11回 テーマ:人的帰属
授業内容:今回は、課税単位と累進税制の関係、所得の分散とそれに対する対処規定、実質所得者課税の原則について学ぶ。
授業時間外の学習活動など:(1)前回授業内容をよく復習しておく。 (2)前回授業中に指示された課題を解き、授業前までに提出しておく。 (3)事前配布したレジュメに記載されている予習問題をこなしておく。

第12回 テーマ:租税手続法
授業内容:今回は、租税手続法について学ぶ。
授業時間外の学習活動など:(1)前回授業内容をよく復習しておく。 (2)前回授業中に指示された課題を解き、授業前までに提出しておく。 (3)事前配布したレジュメに記載されている予習問題をこなしておく。

第13回 テーマ:法人税
授業内容:今回は、法人税についてその基本的な仕組みを学ぶ。
授業時間外の学習活動など:(1)前回授業内容をよく復習しておく。 (2)前回授業中に指示された課題を解き、授業前までに提出しておく。 (3)事前配布したレジュメに記載されている予習問題をこなしておく。

第14回 テーマ:消費税
授業内容:今回は、消費税についてその基本的な仕組みを学ぶ。
授業時間外の学習活動など:(1)前回授業内容をよく復習しておく。 (2)前回授業中に指示された課題を解き、授業前までに提出しておく。 (3)事前配布したレジュメに記載されている予習問題をこなしておく。

第15回 テーマ:相続税・贈与税
授業内容:今回は、相続税・贈与税について、その基本的な仕組みを学ぶ。
授業時間外の学習活動など:(1)前回授業内容をよく復習しておく。 (2)前回授業中に指示された課題を解き、授業前までに提出しておく。 (3)事前配布したレジュメに記載されている予習問題をこなしておく。

第16回 テーマ:地方税
授業内容:今回は、住民税と固定資産税を中心に、地方税制について学ぶ。
授業時間外の学習活動など:(1)前回授業内容をよく復習しておく。 (2)前回授業中に指示された課題を解き、授業前までに提出しておく。 (3)事前配布したレジュメに記載されている予習問題をこなしておく。

第17回 テーマ:国際課税
授業内容:今回は、国際課税について、その基本的な仕組みを学ぶ。
授業時間外の学習活動など:(1)前回授業内容をよく復習しておく。 (2)前回授業中に指示された課題を解き、授業前までに提出しておく。 (3)事前配布したレジュメに記載されている予習問題をこなしておく。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は要さない。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
毎時(1コマの意味。1日に2コマ行われるので、1日2回)行われる小テスト(前回・前々回授業内容から出題。配点は40点)と、毎時(やはり1コマの意)課されるレポートその他の課題(配点は40点)、受講態度(教員の指名により口頭で自己の解答を報告する等。配点は20点)により評価する。期末試験は行わない。小テストはNUCT上のクイズで、課題はNUCT上の課題で出題、提出する。受講態度はZoom/MS Teamsミーティングの応答で判断する。 公欠等(内容については初回授業で説明する)を除き、10コマ(5日分)休んだ時点で成績評価を「欠席」とする。詳細は、初回授業(初日の1限目)において説明するので、初回1限には必ずZoomまたはMS Teamsのミーティングルームにアクセスすること。
教科書・テキスト
Textbook
岡村忠生他『租税法(第2版)』(有斐閣、2019)。附属図書館の電子書籍>Maruzen eBook Libraryで閲覧できる(学外からの利用可能)。教科書の購入は、宅配による販売(Amazonなど)を利用することを強く推奨する。生協による販売については、別途指示する。
参考書
Reference Book
六法として判例六法プロフェッショナルを指定する(自分で作ってもよい)。その他参考書等については、初回授業時に説明する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
授業終了時に、次回講義までの予習復習について指示するので、それに従うこと。
注意事項
Notice for Students
期末試験はないが、課題や小テストをこなすのにかなり時間が必要である。単位を取るだけが目的ならば、受講は避けた方が無難(2、3日出席して受講をやめるくらいなら、最初から受講しない方がよい。金銭的にも時間的にも無駄が多い)。
*授業進行に関する情報提供は、このシラバスのアナウンス機能を利用して行う。必ず定期的にチェックすること。
授業開講形態等
Lecture format, etc.

授業開講形態(対面遠隔併用で実施する授業一覧)は、名古屋大学大学院法学研究科ホームページの「NEWS ニュース」に掲載します。URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp/
※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内します。
List of hybrid classes employing both face-to-face and remote teaching methods will be posted in the "News" of the homepage of the Graduate School of Law.
URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp
*If there are any changes in the teaching methods after the period of course registration, it will be announced on NUCT.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)

遠隔授業はNUCTで行う。教員への質問方法、学生同士の意見交換の方法は次のとおりとする。なお、教員より別の指示がある場合は、その指示に従うこと。
・教員への質問は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
・授業に関する受講学生間の意見交換は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
(※担当教員が「フォーラム」機能を追加設定した場合は「フォーラム」も利用可。)
Remote classes are conducted via NUCT. Questions to instructors should be asked using the NUCT "Message" function.
Student discussions will be conducted using the NUCT "Message" function. (If the instructor has added the "Forum" function, the "Forum" can also be used.)
Follow your instructor's directions if your instructor has any other directions.