学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法学部
時間割コード
Registration Code
0300722
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
日本政治史Ⅱ
科目名 【英語】
Course Title
Japanese Political History Ⅱ
担当教員 【日本語】
Instructor
賀茂 道子 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KAMO Michiko ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 金曜日 4時限
Fall Fri 4
対象学年
Year
3年
3
授業形態
Course style
講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
本講義は、サンフランシスコ講和条約から現在に至るまでの日本政治および外交を俯瞰しつつ、重要な外交イシューの一つである歴史認識問題に焦点をあて、国際的視野から理解することを目的としています。戦後70年以上が経過したにもかかわらず、なぜ現在でもこうした問題を抱えているのかを一緒に考えていきたいと思います。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course deals with the political and diplomatic history of Japan from the San Francisco Peace Treaty to the present day, focusing on historical awareness which is one of the most important diplomatic issues, and understanding it from an international perspective. We would like to think together about why we are still facing these issues even now, more than 70 years after WWⅡ.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
本講義の到達目標
(1)戦後日本政治の変遷について基礎的な知識を得ること。
(2)近隣諸国との間に起こっている歴史認識問題および領土問題の背景や経過を理解し、2国間の問題としてではなく国際社会における日本の立場に関わる問題として大局的に捉えることができるようになる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
The goal of this course are to : (1)Obtain basic knowledge about history of the changes of postwar Japanese politics ; and (2) understand the background and process of historical awareness issues and territorial disputes with neighboring countries, and take a broad view of these issues not as bilateral problems, but as problems related to Japan's position in the international community.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
受講生の反応や関心を確認しながら講義を進めるため、途中で部分的な変更の可能性はありますが、概ね以下の内容を計画しています。                               

第1回:ガイダンス
第2回:サンフランシスコ平和条約と日米安保
第3回:55年体制の成立
第4回:戦後賠償問題
第5回:植民地帝国の清算ー日韓基本条約
第6回:高度経済成長期の歴史認識問題
第7回:領土の回復ー小笠原諸島・沖縄返還
第8回:田中政治ー列島改造論の光と影
第9回:中曽根改革ー戦後政治の総決算
第10回:靖国問題から教科書問題へ
第11回:自衛隊海外派遣とナショナリズム
第12回:自民党単独支配の終わりー村山談話の意義
第13回:今に続く慰安婦問題
第14回:民主党政権の誕生から安倍政権へ
第15回 総まとめ              
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
日本・世界の近現代史について高校レベルの知識を必要とします。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
課題及び授業中に実施する小テスト40%、期末テスト60%で総合的に評価します。課題については、授業中に指示します。戦後政治の流れを理解し、歴史認識問題について国際的な視点から論理的に考察し論述できることを合格の基準とします。
教科書・テキスト
Textbook
波多野澄雄『国家と歴史』中公新書,2011年,に準拠して進めますが、テキスト購入は必須ではありません。毎回講義資料を配布します。
参考書
Reference Book
五百旗頭真(編)『日本政治史外交史』有斐閣アルマ,2014年
山口二郎・石川真澄『戦後政治史』岩波新書,2010年
木村韓『日韓歴史認識問題とは何か : 歴史教科書・「慰安婦」・ポピュリズム』 ミネルヴァ書房, 2014年
五百旗頭薫他『戦後日本の歴史認識』東京大学出版会,2017年
他、適宜紹介します。                        
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
復習として、配布資料に再度目を通し、疑問点があれば次回授業で質問すること。常日頃から、新聞・テレビなどの報道に関心を持つようにしてください。
注意事項
Notice for Students
テキスト通りに授業を進めるわけではないので、授業に出席し、きちんとノートをとることが重要となります。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
授業開講形態(対面遠隔併用で実施する授業一覧)は、名古屋大学大学院法学研究科ホームページの「NEWS ニュース」に掲載します。URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp/
※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内します。
List of hybrid classes employing both face-to-face and remote teaching methods will be posted in the "News" of the homepage of the Graduate School of Law.
URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp
*If there are any changes in the teaching methods after the period of course registration, it will be announced on NUCT.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
遠隔授業はNUCTで行う。教員への質問方法、学生同士の意見交換の方法は次のとおりとする。なお、教員より別の指示がある場合は、その指示に従うこと。
・教員への質問は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
・授業に関する受講学生間の意見交換は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
(※担当教員が「フォーラム」機能を追加設定した場合は「フォーラム」も利用可。)
Remote classes are conducted via NUCT. Questions to instructors should be asked using the NUCT "Message" function.
Student discussions will be conducted using the NUCT "Message" function. (If the instructor has added the "Forum" function, the "Forum" can also be used.)
Follow your instructor's directions if your instructor has any other directions.