学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法学部
時間割コード
Registration Code
0300980
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
哲学概論Ⅰ
科目名 【英語】
Course Title
Survey of Philosophy1
担当教員 【日本語】
Instructor
野内 玲 ○ 鈴木 真
担当教員 【英語】
Instructor
NOUCHI Rei ○ SUZUKI Makoto
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春集中 その他 その他
Intensive(Spring) Other Other
対象学年
Year
3年
3
授業形態
Course style
講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
現代から振り返れば、過去の哲学者の主張は色褪せて見えることがあるかもしれない。
しかしながら、古来より、哲学者はその時代や地域の文化的・社会的背景と共に、最先端の「科学的」知見を踏まえた学説や主張を提示している。
このような観点に基づき、本授業では、過去の哲学説と現代の科学哲学を相互に行き来しながら、現代的観点から哲学の伝統的問題を捉え直すことを目的とする。
このことを通して、受講者が授業終了時に哲学分野の伝統的諸問題と、
哲学の学問的・社会的応用可能性を理解し、これらを説明できるようになることを目標とする。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Looking back from the present, the assertions of past philosophers may seem faded.
However, since ancient times, philosophers have presented theories and arguments based on the latest "scientific" findings as well
as the cultural and social backgrounds of each period and region.
From this perspective, the purpose of this class is to cross-reference past philosophical theories with modern scientific philosophies
and to reconsider traditional issues of philosophy from a modern perspective.
The purpose of this course is to enable students to understand and explain the traditional issues of philosophy and its academic
and social applicability at the end of the course.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
本授業は以下の内容で構成する。

・科学と哲学
過去の哲学者たちが当時の「科学」をどのように論じ、哲学説を構築していたかを学習する。

・世界と私
人間の知覚を自然科学の観点から捉え直し、人間が構築する世界についての伝統的哲学説を学習する。

・実在と真理
科学的実在論とそれを取り巻く諸立場の見解を紹介し、現代科学の営みの認識論的・存在論的側面を学習する。

・科学の発展と現代社会
科学・技術によって得られる人類の発展と、それに伴う様々な現代的課題について考察する。
講義の中で実例or仮想事例をテーマにしたディスカッションを行い、知識の定着を図る。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
特になし
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業内で実施するディスカッション(30%)とレポート(70%)の合計にて評価する(C評価以上を合格)。
レポートは授業テーマに関する適切な文献調査と、調査結果に基づいて自分自身の意見を論述できていることを評価の基準とする
教科書・テキスト
Textbook
特定の教科書は指定しない。
担当教員が作成したプリント、スライド資料、参考資料を配布する。
参考書
Reference Book
『哲学の歴史』シリーズ 中央公論新社 2007
バートランド・ラッセル『哲学入門』筑摩書房 2005
戸田山 和久『科学哲学の冒険』NHKブックス 2005
伊勢田 哲治『疑似科学と科学の哲学』名古屋大学出版会 2003
サミール・オカーシャ著、廣瀬覚訳『1冊でわかる 科学哲学』岩波書店 2008
標葉 隆馬『責任ある科学技術ガバナンス概論』ナカニシヤ出版 2020
河島 茂生『未来技術の倫理: 人工知能・ロボット・サイボーグ』勁草書房 2020
科学哲学日本語ブックガイド(伊勢田哲治先生による作成)も参考になる。
http://tiseda.sakura.ne.jp/PofSbookguide.html
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
授業の進行に合わせて、配布資料や指定した図書等を熟読すること。
注意事項
Notice for Students
履修取下制度を利用しますので、取り下げの場合は注意してください。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
【授業開講形態(対面・遠隔の別)は以下のWEBページにまとめています。   URL:https://mado.adm.nagoya-u.ac.jp/hum_web ※履修登録後に授業形態に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内しますので必ず確認してください。 ※授業での使用ツールや遠隔授業(オンデマンド型)の場合の教員への質問方法・学生同士の意見交換の方法等についてもNUCTの授業サイトで案内します。 】
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
遠隔授業はNUCTで行う。教員への質問方法、学生同士の意見交換の方法は次のとおりとする。なお、教員より別の指示がある場合は、その指示に従うこと。
・教員への質問は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
・授業に関する受講学生間の意見交換は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
(※担当教員が「フォーラム」機能を追加設定した場合は「フォーラム」も利用可。)
Remote classes are conducted via NUCT. Questions to instructors should be asked using the NUCT "Message" function.
Student discussions will be conducted using the NUCT "Message" function. (If the instructor has added the "Forum" function, the "Forum" can also be used.)
Follow your instructor's directions if your instructor has any other directions.