授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 急速に整備されてきたデジタル・データ環境により、これまで多大な労力と時間が必要であった実証研究が容易に行えるようになっています。「日本研究のための歴史情報」プロジェクトを立ち上げた増田と佐野智也特任講師の両名で、国会図書館などのデジタルアーカイブを活用した政治史分析や受講生自身で資料のデジタル・データ化を行えるよう指導します。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The rapidly developing digital data environment has made it easier to conduct empirical research, which used to require a great deal of effort and time. In this course, Prof. Masuda, who launched the "Japan History Information Studies" project, and Designated lecturer Tomoya Sano, lecture on analyzing political history using the National Diet Library and other official digital archives. Also, we lecture on how to convert historical materials into digital data by students themselves. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 自分の問題関心に基づき、デジタル情報資源の保存・提供、収集・利用ができるようになることが目標です。具体的な成果物を作成することを到達目標にします。 |
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | The main goal is for students to store, provide, collect, and use digital information resources based on their own problematic interests. This lecture's goal is for students to report on what they have investigated from digital information resources based on a theme set by the students themselves. |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 春学期は、『人事興信録』を題材に、原資料からデジタル化、データベース化、データの活用までを学び、研究とデジタルアーカイブの関係について、理解を深める。 秋学期は、「人事興信録データベース」や、「帝国議会会議録検索システム」(国会図書館)など、複数のデータベースを連携させて、高度な活用方法を習得する。
1. オリエンテーション 春学期のまとめ、秋学期のオリエンテーション
2. 帝国議会会議録検索システムの説明 どのようなデータベースか、何ができるのか
3-5. データ処理 帝国議会会議録検索システムからの情報取得 人事興信録データベース情報との連携
6-8. 発表 帝国議会会議録と人事興信録を交えて、調べたことを発表する
9-12. データマイニング テキストデータになっている議事録の分析方法の説明
12-14. 発表 議事録の分析結果を発表する |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 1年生対象の「現代日本の政治と行政」1~3回、2年生以上対象の特殊講義「デジタル世界の近代日本の政治と法」を受講していない場合は、必ず同時受講して下さい。このゼミは両講義の実践編ですので、両講義を受講しない場合は、原則として参加できません。 対面時はPCを持参してもらうことが多くなりますので、準備しておいてください。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 評価方法は、準備と報告(40%)、宿題(30%)、期末に提出してもらう成果物(30%)で評価します。理由の如何を問わず前後期通じて5回欠席した時点で、成績評価を「欠席」とします。 『人事興信録』という資料をデジタル化し、データを抽出して分析するというプロセスを理解すること、また自分で基本的な作業ができることを合格の基準とします。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 主要テキスト:永崎研宣『日本の文化をデジタル世界に伝える』 樹書房、2019年 |
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参考書 Reference Book | | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 授業では、処理方法や操作方法などの説明しかできませんので、提出物の作成は、授業時間外に行ってもらいます。 |
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注意事項 Notice for Students | | テーマについて、単に関心があるというだけでなく、実際に自分で様々なデータベースを調査する姿勢で臨んで下さい。 履修を止める場合は、必ず申し出た上で登録の取り下げを行ってください。 |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 原則対面で行う。 授業開講形態(対面遠隔併用で実施する授業一覧)は、名古屋大学大学院法学研究科ホームページの「NEWS ニュース」に掲載します。URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp/ ※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内します。 List of hybrid classes employing both face-to-face and remote teaching methods will be posted in the "News" of the homepage of the Graduate School of Law. URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp *If there are any changes in the teaching methods after the period of course registration, it will be announced on NUCT. |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | 質疑応答については、リアルタイムの遠隔を使用する。 遠隔授業はNUCTで行う。教員への質問方法、学生同士の意見交換の方法は次のとおりとする。なお、教員より別の指示がある場合は、その指示に従うこと。 ・教員への質問は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。 ・授業に関する受講学生間の意見交換は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。 (※担当教員が「フォーラム」機能を追加設定した場合は「フォーラム」も利用可。) Remote classes are conducted via NUCT. Questions to instructors should be asked using the NUCT "Message" function. Student discussions will be conducted using the NUCT "Message" function. (If the instructor has added the "Forum" function, the "Forum" can also be used.) Follow your instructor's directions if your instructor has any other directions. |
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