学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法学部
時間割コード
Registration Code
0302363
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
演習ⅠB
科目名 【英語】
Course Title
Seminar IB
担当教員 【日本語】
Instructor
原田 綾子 ○
担当教員 【英語】
Instructor
HARADA Ayako ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 火曜日 5時限
Fall Tue 5
対象学年
Year
2年
2
授業形態
Course style
演習
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
現代の日本では、子どもをめぐってさまざまな問題が生じている。家庭生活における問題としては、児童虐待事件が増加の一途をたどっているほか、父母の離婚によって精神的・経済的に打撃を受ける子どもも多くなっている。健やかな成長の基盤となる家庭生活が不安定化・脆弱化する中で、子どもの利益をいかに守るかということが課題となっているのである。また、いじめ、体罰、児童買春、児童ポルノなど、子どもは家庭外においても様々な暴力の被害者となっている。他方で、様々な理由から、非行に至ってしまう子どもたちも少なくない。子どもに対する暴力を防止し子どもを被害から守ること、またいじめや少年非行については子どもの加害者化を防ぐことは、われわれの社会が取り組むべき喫緊の課題である。
本演習では、現代の日本社会において、子どもをめぐってどのような問題が発生しているのか、それぞれの問題への対応において法システムがどのように機能することが求められるのか、法システムと隣接専門領域とのあいだにどのような役割分担がなされているか、法システムの問題点や課題は何か、といったことについて学習する。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Students conduct research on various child-related legal issues and child law systems in Japan, involving those dealing with child abuse and neglect, juvenile delinquency, parental divorce and custody disputes, school burying, child sexual exploitation, child poverty etc.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
受講者間で分担を決め、それぞれの問題の現状、それに対応するための法システム(法律や法制度)、隣接専門領域(児童福祉制度など)と法システムとの関係、法システムの実情と課題などについて、文献を調べ、報告してもらう。問題の理解を深めるためにフィールドワークを実施し、それに基づいて報告を行うことも奨励する。報告に対し、受講者全員でディスカッションを行う。各人の積極的な発言を期待する。これらの作業を通して、日本社会と法システムについての理解を深め、それに対する自らの意見をまとめることを目標とする。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
回 / テーマ / 講義内容 / 授業時間外の学修活動 / 関連ページ

1
子どもと法の諸問題
講読する文献や研究テーマは、初回までに参加者と講師が適宜相談して決める。
ゼミで講読する文献がある場合は、文献を必ず事前に読んでから受講すること。発表などの作業に向けた準備をグループで行う際には、各自に与えられた役割(文献の収集や内容の吟味、比較、グループメンバーと共有するためのミニレポートの作成)を各自で誠実に実行すること。個々のメンバーのゼミ時間外での調査研究活動の厚みが、ゼミでの研究の質を大きく左右する。各人の努力を強く求める。

2
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
可能な限り3年次に、「法社会学」および「変容する社会と法」を受講すること。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
ゼミでの報告およびディスカッションへの参加度、レポート課題により総合的に評価する。単位取得のためには、これらのすべての項目について、CまたはC-以上の評価を得なければならない。
評価の基準は、現代社会における子どもや家族に関する諸問題について主体的に学習し、これらの問題の解決に関係する制度の基本的な用語や概念を正確に理解するとともに、演習で学んだ知識および自ら収集した情報に基づいて、制度の現状や改善の方向性等について論理的に議論ができるようになることである。
教科書・テキスト
Textbook
ゼミで扱う文献は講義中に適宜指定する。
参考書
Reference Book
ゼミで扱う文献は講義中に適宜指定する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
ゼミで講読する文献がある場合は、文献を必ず事前に読んでから受講すること。発表などの作業に向けた準備をグループで行う際には、各自に与えられた役割(文献の収集や内容の吟味、比較、グループメンバーと共有するためのミニレポートの作成)を各自で誠実に実行すること。個々のメンバーのゼミ時間外での調査研究活動の厚みが、ゼミでの研究の質を大きく左右する。各人の努力を強く求める。
注意事項
Notice for Students
報告の分担を決めるので初回のゼミには必ず出席すること。
授業開講形態等
Lecture format, etc.

授業開講形態(対面遠隔併用で実施する授業一覧)は、名古屋大学大学院法学研究科ホームページの「NEWS ニュース」に掲載します。URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp/
※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内します。
List of hybrid classes employing both face-to-face and remote teaching methods will be posted in the "News" of the homepage of the Graduate School of Law.
URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp
*If there are any changes in the teaching methods after the period of course registration, it will be announced on NUCT.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)

遠隔授業はNUCTで行う。教員への質問方法、学生同士の意見交換の方法は次のとおりとする。なお、教員より別の指示がある場合は、その指示に従うこと。
・教員への質問は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
・授業に関する受講学生間の意見交換は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
(※担当教員が「フォーラム」機能を追加設定した場合は「フォーラム」も利用可。)
Remote classes are conducted via NUCT. Questions to instructors should be asked using the NUCT "Message" function.
Student discussions will be conducted using the NUCT "Message" function. (If the instructor has added the "Forum" function, the "Forum" can also be used.)
Follow your instructor's directions if your instructor has any other directions.