学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法学部
時間割コード
Registration Code
0303152
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
演習ⅡA
科目名 【英語】
Course Title
Seminar IIA
担当教員 【日本語】
Instructor
松尾 陽 ○
担当教員 【英語】
Instructor
MATSUO Yoh ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 火曜日 5時限
Spring Tue 5
対象学年
Year
3年
3
授業形態
Course style
演習
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
法哲学は、法とは何か(法概念論・法理論)、法はどうあるべきか(正義論・法価値論)、そして、方法はどうするべきか(法学方法論)の三分野から成立している。根源的には、人間社会の秩序を探求する学問である。

法が機能する人間や社会のことを理解するためには、社会、経済、政治、家族、共同体なども理解する必要がある。そのためには、必ずしも法学に関係しない社会学・経済学などの諸学の助けを借りる必要があるし、また、ルポなどを読むことも大事である。

この演習では、学生の希望にも配慮しつつ、必ずしも法哲学に限定されない文献も積極的に読んでいきたい。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Legal Philosophy consists of three questions: (1) What is law? (2) What law should be? (What is justice?) (3) How we approach to law and justice. By asking these questions, legal philosophy tries to find out what is the order of human society.

In order to understand human society where law functions, we must understand society, economy, politics, family, community and so on. Therefore, we have to learn not only about law, but also about sociology, economics, and so on.

In this seminar, we will read many books, including non-legal literatures.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
 まずは、自然法論、法実証主義、リベラリズム、リバタリアニズム、コミュニタリアニズムなどの基本概念を理解する。すなわち、実定法を含んだ公共政策を考察するうえでの専門的な基礎知識を獲得することが目標となる。
 次に、こうした基本概念の理解を前提にしたうえで、概念同士の関係を理解する。たとえば、帰結主義と義務論、結果状態原理と歴史原理はどのように対比されるのかという関係を理解する。こうした概念同士の対比をよりよく理解すれば、具体的な問題に取り組むうえで、どの要素に着目するのかという視点を養うことができ、総合的に判断する能力の育成に資するだろう。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
In the first place, you learn basic concepts in jurisprudence, such as natural law theory, legal positivism, liberalism, libertarianism and communitarianism. To understand these concepts are needed to get critical thinking on institutions of law.

On those understandings, you learn logical relationship between basic concepts and between them and their consequences: how consequentialism and deontology are contrasted. If you understand this more deeply, you can have ability to analyze concrete problems and infer some conclusions through reasoning.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
第一回目の授業の際に、この演習のオリエンテーションを行う。また、ゼミ長などの役職を決める。そのうえで、数回分について、どのような文献を読み、また、誰が報告を担当し、司会を担当するのかも決める。

春学期の場合、この演習の最初の数回においては、この演習に年間を通じて参加する者にとっての最初となるので、共通知識を獲得するため、サンデルの『これからの正義の話をしよう』を読む。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
特になし。さまざまな学習をすること。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
参加し、発言すること、30点
参加し、司会すること、20点
参加し、報告すること、50点

以上、合計60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
授業中に指示する。毎年度の演習テーマに応じて異なる。
参考書
Reference Book
授業中に指示する。毎年度の演習テーマに応じて異なる。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
*授業中指示する。
注意事項
Notice for Students
周りに迷惑にならない限り、飲食はOK。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
演習
授業開講形態(対面遠隔併用で実施する授業一覧)は、名古屋大学大学院法学研究科ホームページの「NEWS ニュース」に掲載します。URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp/
※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内します。
List of hybrid classes employing both face-to-face and remote teaching methods will be posted in the "News" of the homepage of the Graduate School of Law.
URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp
*If there are any changes in the teaching methods after the period of course registration, it will be announced on NUCT.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
オンラインでリアルタイム配信で行う。どのようなツールを使うかは指示する。
遠隔授業はNUCTで行う。教員への質問方法、学生同士の意見交換の方法は次のとおりとする。なお、教員より別の指示がある場合は、その指示に従うこと。
・教員への質問は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
・授業に関する受講学生間の意見交換は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
(※担当教員が「フォーラム」機能を追加設定した場合は「フォーラム」も利用可。)
Remote classes are conducted via NUCT. Questions to instructors should be asked using the NUCT "Message" function.
Student discussions will be conducted using the NUCT "Message" function. (If the instructor has added the "Forum" function, the "Forum" can also be used.)
Follow your instructor's directions if your instructor has any other directions.