学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法学部
時間割コード
Registration Code
0303502
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
演習ⅡA
科目名 【英語】
Course Title
Seminar IIA
担当教員 【日本語】
Instructor
古川 伸彦 ○
担当教員 【英語】
Instructor
FURUKAWA Nobuhiko ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 金曜日 5時限
Spring Fri 5
対象学年
Year
3年
3
授業形態
Course style
演習
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
本演習は,指定のテキストに解説されている,近時の刑法判例の研究を行うものである。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This seminar focuses on the current jurisprudence of criminal law, which is treated in the designated textbook.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
判例に現れた法的な問題を精確に析出し,論理的に思惟する力を鍛錬する。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
【概要】
法学における判例の重要性は自明だが,それを学ぶことは決して容易な作業ではない。なぜなら,判例を理解するためには,その一般論の説示を読むだけでは意味がなく,どのような事実関係に対して,どのような法的判断を示したのか,それは先例との関係でどのように位置づけられるのか,といった検討が必須だからである。しかし,一般講義においては,時間的な制約から,判例を掘り下げて分析する余裕のない場合があることも否めない。そこで,本演習は,判例,なかんずく比較的近時の注目される裁判例の研究・報告・議論を通じて,刑法解釈学の理解を深めることを目的とする。

【構成】
1. 平成30年度重要判例解説所掲の刑法判例の研究
強姦および強制わいせつの犯行の様子を隠し撮りしたデジタルビデオカセットが犯罪供用物件に当たるとされた事例 ほか10件
http://www.yuhikaku.co.jp/static/H30juhan.html
2. 令和元年度重要判例解説所掲の刑法判例の研究
詐欺の被害者が送付した荷物を名宛人になりすまして受け取るなどしたことと詐欺罪の故意および共謀 ほか6件
http://www.yuhikaku.co.jp/static/R01juhan.html
3. 令和2年度重要判例解説所掲の刑法判例の研究
※研究対象判例は,受講者数等を鑑みて初回授業時に指示する。

【遠隔授業に伴う特記事項】
授業実施上必要な通知や資料配付等は,NUCTのほか,下記URLの共有フォルダを利用する。
https://nuss.nagoya-u.ac.jp/s/HnjqQtFkHtybq4A
※アクセスするためのパスワードは,受講者に対し,別に知らせる。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
教務課所定の演習申請手続を履むこと。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
報告・議論への参加・学習意欲等を中心に,平常点に基づいて評価する。
合格の基準:準備過程を含む,必要な学修活動を能動的に行ったこと。
教科書・テキスト
Textbook
平成30年度重要判例解説(ジュリスト臨時増刊1531号)
http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641115934
令和元年度重要判例解説(ジュリスト臨時増刊1544号)
http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641115941
令和2年度重要判例解説(ジュリスト臨時増刊2021年4月発売予定)
参考書
Reference Book
必要に応じて演習中に言及・指示する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
報告準備をすること。演習中の議論等を省察して復習,自習をすること。
注意事項
Notice for Students
通常の演習の時間外には,合同演習(大阪大学の豊田兼彦教授のゼミと共同して夏季休業期間中に実施【2021年度はオンライン開催】),東海学生刑法学会(中京圏の諸大学の刑法ゼミ所属学生らの主催により例年11月下旬~12月上旬頃に開かれる合同討論会),刑事関連施設見学(本学部の刑事法関係ゼミと合同で不定期に実施)等を予定している。
授業開講形態等
Lecture format, etc.

授業開講形態(対面遠隔併用で実施する授業一覧)は、名古屋大学大学院法学研究科ホームページの「NEWS ニュース」に掲載します。URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp/
※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内します。
List of hybrid classes employing both face-to-face and remote teaching methods will be posted in the "News" of the homepage of the Graduate School of Law.
URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp
*If there are any changes in the teaching methods after the period of course registration, it will be announced on NUCT.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)

遠隔授業はNUCTで行う。教員への質問方法、学生同士の意見交換の方法は次のとおりとする。なお、教員より別の指示がある場合は、その指示に従うこと。
・教員への質問は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
・授業に関する受講学生間の意見交換は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
(※担当教員が「フォーラム」機能を追加設定した場合は「フォーラム」も利用可。)
Remote classes are conducted via NUCT. Questions to instructors should be asked using the NUCT "Message" function.
Student discussions will be conducted using the NUCT "Message" function. (If the instructor has added the "Forum" function, the "Forum" can also be used.)
Follow your instructor's directions if your instructor has any other directions.