学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法学部
時間割コード
Registration Code
0304172
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
演習ⅢA
科目名 【英語】
Course Title
Seminar IIIA
担当教員 【日本語】
Instructor
小畑 郁 ○
担当教員 【英語】
Instructor
OBATA Kaoru ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 火曜日 5時限
Spring Tue 5
対象学年
Year
4年
4
授業形態
Course style
演習
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
個人の地位はますます国際的な文脈なしには議論できなくなっており、国際関係は、ますます個人の立場からの観点を抜きに議論できなくなっている。その相互連関を法的な観点から扱いたいという趣旨で、演習のテーマを「個人と国際法」としているが、相談の上、テーマをより広く設定することがある。昨年度は、「外国人の地位に関する日本判例」(春学期)「戦争犠牲者の救済―日本の立法・判例」(秋学期)、2019年度は、「ヨーロッパ人権裁判所の判例」(春学期)、「戦後補償に関する日本判例」(秋学期)、2018年度は、「刑事国際協力」(春)、「日本の民族差別」(秋)、をテーマとして設定した。2021年度考えられるテーマとしては、「マクリーン判決を徹底して読む」「国連安保理制裁と個人」がある。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Now on the one hand, it is so difficult to discuss the position of individuals without reference to its international context. On the other hand, it is so important to discuss international relations from the viewpoint of individuals. This seminar, the title of which is "individuals and international law", is aiming to treat with their mutual relationship from legal point of view. In last academic year, we discussed the Japanese case law relating to the status of foreingers (Spring semester) and Japanaese legislation and case law for war compensations (Autumn semester) . In academic year 2019, we examined the case law of the European Court of Human Rights (Spring semester) and war compensation cases mainly before Japanese courts (Autumn semester). The organiser of this seminar considers "Thorough reading of the McLean case" and "UN Security Council sanctions and human rights" as possible topics for this academic year. Nevertheless, the choice of topics would be subject to participants' discussion.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
関連の法的な問題について、具体的な事例に則して、自分の意見をまとめて述べ、かつ、予想される反論とその根拠を理解し、さらに反駁することができるようになる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
〔以下は昨年度のトピックにしたがった進行の例示である〕1.オリエンテーション(春学期の計画についての議論)、2.資料調査ガイダンス、3.入管法在留制度の問題性(担当者による講義)、4.外国人「区別」の法理(複数回)、5.外国人の多様化(複数回)、6.家族生活の権利(複数回)、7.難民の特殊な地位(複数回)、8.春学期のまとめ、9.秋学期の計画についての議論、10.戦争犠牲者の救済と日本法(担当者による講義)、11.遺族等援護法の検討(複数回)、12.被爆者に対する援護(複数回)、13.在外財産問題、14.シベリア抑留問題(複数回)、15.空襲被害者問題、16.秋学期のまとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
国際法の基礎知識や、(場合によっては)英語読解能力が必要とされるであろうが、国際法未修者・英語が不得手な者には、個別的にあるいはサブゼミ等で援助する体制を取る。国際法、憲法関係の科目が関連科目である。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
報告と討論への参加によって目標達成度を評価する。100点満点で60点以上を合格とし、60~69点をC、70~79点をB、80点~90点以上をA、90点以上をA+とする。
教科書・テキスト
Textbook
浅田正彦ほか編『ベーシック条約集 2021』(東信堂、2021年3月刊)、もっとも、2020年版以降であれば、新規購入の必要はない。
参考書
Reference Book
その都度指示する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
参加者全員が、指定された基礎資料を読んで質問を一つ以上考えておく。
報告者となった場合には、基礎資料を紹介するレジュメを作成し、その他の資料を読み、予想される質問への回答を考えておく。
注意事項
Notice for Students
なにより必要なものは、上のようなテーマに関心を持ち、学問的に突き詰めてみたいという好奇心ないし意欲である。演習の性格上当然のことであるが、参加者の主体的な運営を期待する。
授業開講形態等
Lecture format, etc.

授業開講形態(対面遠隔併用で実施する授業一覧)は、名古屋大学大学院法学研究科ホームページの「NEWS ニュース」に掲載します。URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp/
※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内します。
List of hybrid classes employing both face-to-face and remote teaching methods will be posted in the "News" of the homepage of the Graduate School of Law.
URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp
*If there are any changes in the teaching methods after the period of course registration, it will be announced on NUCT.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)

遠隔授業はNUCTで行う。教員への質問方法、学生同士の意見交換の方法は次のとおりとする。なお、教員より別の指示がある場合は、その指示に従うこと。
・教員への質問は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
・授業に関する受講学生間の意見交換は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。
(※担当教員が「フォーラム」機能を追加設定した場合は「フォーラム」も利用可。)
Remote classes are conducted via NUCT. Questions to instructors should be asked using the NUCT "Message" function.
Student discussions will be conducted using the NUCT "Message" function. (If the instructor has added the "Forum" function, the "Forum" can also be used.)
Follow your instructor's directions if your instructor has any other directions.