授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 本講義の目的は、国際環境行政論における基本的な概念および地球規模課題の解決において国際行政組織が果たす役割について理解を深めることを通じて、グローバル化する社会が突きつける課題を適切に解決するための判断能力を涵養することにある。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course is aimed at enabling the students to deepen their understanding of basic concepts in environmental governance and also of the role international organizations play in solving global issues including global environmental issues with a view to fostering the students’ ability to make proper judgments required for addressing issues our increasingly globalized society faces. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 授業終了時に学生は、国連を中心とする国際行政組織が地球環境問題などの地球規模課題に、どのようなルールを構築し、またそれらのルールをどのような制度的メカニズムを通して国家や企業に遵守させてきたのか、について国際行政学の視点から理解できるようになる。 |
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | At the end of the course, the students will be able to understand from the perspective of global governance the nature of the rules that international organizations in the UN family have created with regards to global issues including global environmental issues, and also the way in which international organizations have induced the states and firms to comply with these rules through various institutional arrangements. |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 回 / テーマ / 講義内容 / 授業時間外の学修活動 / 関連ページ
1 国際行政とは何か 授業全体を概観するとともになぜ今国際行政が必要なのかを論ずる
2 国際社会の組織化 国際行政機関の起源について学ぶ
3 国際行政組織の自律性と組織変化 国際行政機関が自律的になる条件と、国際行政機関の変容と機能不全に関して理論的に考察する
4 GATTの起源 GATTの誕生に至る米国のリーダーシップについて考察する
5 WTOの機能不全 主要国間の利害対立が国際通商体制にもたらした変化について学ぶ
6 IMFの設立 金本位体制崩壊に至る過程からIMFが創設されるまでの経緯とIMFの組織的な特徴について学ぶ
7 IMFの漸進的な変化 IMFが国際収支の安定化をはかるためにどのように機能を拡張してきたのかについて学ぶ
8 世界銀行による開発支援 世銀による開発支援のメカニズムと世銀の組織的な特徴について学ぶ
9 持続可能な開発と世銀の組織変容 世銀がどのように持続可能な開発の要請に応えるように変容したのかについて考察する
10 国連環境計画(UNEP)とオゾン層の保護 UNEPの特徴と、オゾン層保護におけるUNEPの果たした役割について学ぶ
11 国連と気候変動レジーム 京都議定書からパリ協定までの国際交渉を振り返り、その過程で国連が果たした役割について学ぶ
12 グローバリゼーションとグローバル・ガバナンス 経済のグローバル化がグローバルな課題解決のプロセスにどのような変化をもたらしているのかについて理論的に考察する
13 国連グローバル・コンパクトと水資源管理 水資源管理における企業の社会的責任を明確にするために国連グローバル・コンパクト事務所が果たした役割について考察する
14 国連と企業の人権尊重責任 企業に人権を尊重させるための実験的な取り組みの実地に関して国連機関が果たした役割について考察する
15 まとめ 1−14回までの授業を振り返り、質問等に答える |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 履修条件は要しないが、国際政治学あるいは国際法の授業を受講していることが望ましい。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 学期末試験(80%)および授業参加の程度(20%)を考慮に入れて総合的にで評価する。C評定以上を合格要件とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 西谷真規子、山田高敬(編)(2021)『新時代のグローバル・ガバナンス論』(ミネルヴァ書房) 教科書の購入は、宅配による販売を利用することを強く推奨する。 生協の行う宅配による教科書販売については下記ホームページを参 照 http://www.nucoop.jp/book/news_2/news_detail_2487.html |
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参考書 Reference Book | | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 各受講者は、予め指定図書を予習し、議論に参加できるように準備をするとともに、口頭発表をする場合には、その準備をすること。 |
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注意事項 Notice for Students | | 授業の方法、スケジュール、および課題等についてはNUCT上でお知らせするので、必ず毎週NUCTをチェックすること。 |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内します。 授業開講形態(対面遠隔併用で実施する授業一覧)は、名古屋大学大学院法学研究科ホームページの「NEWS ニュース」に掲載します。URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp/ ※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内します。 List of hybrid classes employing both face-to-face and remote teaching methods will be posted in the "News" of the homepage of the Graduate School of Law. URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp *If there are any changes in the teaching methods after the period of course registration, it will be announced on NUCT. |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | 遠隔授業はNUCTで行う。教員への質問方法、学生同士の意見交換の方法は次のとおりとする。なお、教員より別の指示がある場合は、その指示に従うこと。 ・教員への質問は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。 ・授業に関する受講学生間の意見交換は、NUCT機能「メッセージ」により行うこと。 (※担当教員が「フォーラム」機能を追加設定した場合は「フォーラム」も利用可。) Remote classes are conducted via NUCT. Questions to instructors should be asked using the NUCT "Message" function. Student discussions will be conducted using the NUCT "Message" function. (If the instructor has added the "Forum" function, the "Forum" can also be used.) Follow your instructor's directions if your instructor has any other directions. |
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