学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
経済学部
時間割コード
Registration Code
0402022
科目区分
Course Category
科目名 【日本語】
Course Title
一般経済史Ⅱ
科目名 【英語】
Course Title
Economic History II
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
福澤 直樹 ○
担当教員 【英語】
Instructor
FUKUZAWA Naoki ○
担当教員所属【日本語】
instructor's belongs
担当教員所属【英語】
instructor's belongs
単位数
Credits
2
配当年次
dividend Yearly
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 金曜日 3時限
Spring Fri 3
授業形態
Course style
講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
現代のさまざまな社会経済問題は,その現象だけを見て理解できるものではありません。「経済史」という学問領域の一般的な枠組を学習することを通じて,それら諸問題の根源や経緯を歴史的・論理的に捉える素養や視点,方法論を身に付け,それによって現代経済社会を構造的・立体的に認識するための基礎的分析力を育成することがこの講義の目的です。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The various socio-economic issues of today cannot be understood only by looking at that phenomenon. Through studying the general framework of the academic discipline of "economic history", students will acquire the skills, perspectives, and methodologies that historically and logically capture the roots and background of these various problems. The purpose of this lecture is to develop basic analytical skills for structural recognition of the modern economic society.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
学生は前近代社会の特徴や生成の必然性を学び,それを通じて現代市場経済社会のあり方をより具体的に認識できるようになる。
近代に向けて前近代的共同体社会がどのように解体するかの理解を深めることにより,現代の経済社会においてなお存在する社会的共同性の意味をより明確に意識できるようになる。
世界各地の近代工業化(或いは従属化)の特徴を学びつつ,それぞれの社会固有の経済的特徴を,その構造面から理解できるようになる。
南北問題・金融危機・格差などが世界的な問題として採り上げられている中,その根源や根本的課題について,アカデミックな認識手法を用いて論理的に議論できるようになる。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
1  経済史における歴史認識のあり方とその意義
2 前近代と共同体/共同体の解体と近代の胎動
3  市民革命と産業革命/近代化とは 自由主義と市場経済
4  近現代市場経済の諸問題と国家介入―市場のコーディネーションと国家
5  福祉のコーディネーションと社会経済
6  信用システムの生成と展開
7 19世紀の世界経済の構造 各国の工業化と世界経済
8  周辺地域の分極化と周辺工業化
9  周辺従属地域における低開発構造の定着
10  19世紀末大不況と各国・各地域の反応 世界経済の不均衡と帝国主義
11  第一次世界大戦前後の世界経済
12 1930年代大不況 ニューディール・ファシズム・社会主義
13  戦後経済体制の確立 高度経済成長と冷戦体制・南北問題 1970年代以降の低成長期の到来
14  冷戦体制の崩壊と新たな世界経済の構造
15  まとめと評価

This lecture will be held in Japanese.
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
中学校の社会科レベルの歴史の知識は必要です(高校の世界史ほど詳しい必要はありません)。必要に応じて中・高生時代の教科書,資料集,またはそれに準じる市販の書籍を用意することを強く勧めます。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
評価のウエイトは,期末試験90%,総合的学習状況10%とし,上記の到達目標について一定程度論述できることを合格の基準とします。履修取り下げ制度は採用しません。期末試験を受験しなかった場合、「欠席」となります。
教科書・参考書
Textbook/Reference Book
金井雄一 / 中西聡 / 福澤直樹編 『世界経済の歴史―グローバル経済史入門』 第二版,名古屋大学出版会,2020年を教科書とします。またNUCTを用いた教材の配布も行います。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
毎時間,次回に向けての予習箇所を指示するので,その部分を必ず読んでくること。それを前提として授業を進めます。
注意事項
Notice for Students
授業開講形態等
Lecture format, etc.
教育レベルが1以下の場合、原則として対⾯授業とする。ただし、対⾯授業を希望しない学生には遠隔(同時双⽅向型またはオンデマンド型)でも受講できるよう、「対面・遠隔(同時双⽅向型またはオンデマンド型)の併⽤」とする。遠隔はNUCT等で行う。なお、オンデマンド型の場合、教員への質問および授業に関する受講学⽣間の意⾒交換は、NUCT機能「メッセージ」により⾏うこと。
※履修登録後(本通知以後)に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内します。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)