授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 本講義は,証券市場における標準的なファイナンス理論(ポートフォリオ理論,資本資産価格モデル)の基礎と資産市場の歴史の理解を通じて、この分野における受講生の課題発見能力と課題解決能力の育成を図ることを目的とする。 |
|
|
授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course presents the foundations of finance (modern portfolio theory and capital asset pricing model) and a history in financial markets. |
|
|
到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | この授業の終了時には,学生は以下の説明能力を獲得していることを到達目標とする:不確実性下における投資意思決定、ポートフォリオ選択、リスク資産の価格付け、代表的な金融資産市場の歴史。 |
|
|
授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 1 イントロダクション、基本用語(特にキャッシュフロー)の定義 2 期中試験(1)、確実なキャッシュフローの価格付け(金利と債券と利回り) 3 演習(金利と債券) 4 期中試験(2)、投資とリターン、株式投資と効率的市場仮説 5 データの取得と統計的分析、不確実性下の意思決定と期待効用仮説 6 分散投資のリスク低減効果、1期間のポートフォリオ選択問題 7 安全資産と分離定理 8 等質期待仮定と資本市場線 9 CAPMと証券市場線、システマティックリスクとノンシステマティックリスク 10 期中試験(3)、もしくは演習(不確実なキャッシュフローの価格付け) 11 期中試験(4)、もしくは演習(CAPMを使った株価の導出) 12 資産市場の分類 13 資産市場の歴史、日本の資産価格の推移(株価指数、金利、為替レート) 14 バランスシートを使った資産価格推移のシミュレーション 15 まとめと評価 (注)期中試験の日程は変更の可能性がある(変更の場合、事前にNUCTにて周知する) |
|
|
履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
|
成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 授業期間中に期中試験を数回行う。これら試験のいずれかが合格点に満たない場合、本科目の成績は「欠席」で確定する。これら期中試験の全てに合格した場合、期末試験の成績を100%として、授業への貢献を適宜加点する。この素点合計が60点以上を合格要件とする。試験の成績評価基準は上記の到達目標に関する理解の程度による。期末試験は講義内容を広くカバーし、かつ難易の幅を持たせることで左記理解の程度を測る。なお、履修取り下げ制度は採用しない。期末試験を受験しなければ「欠席」と判断する。 |
|
|
教科書・参考書 Textbook/Reference Book | | テキストは指定しない。適宜教材を提供する。 参考図書:(1)砂川伸幸「コーポレート・ファイナンス入門」(日経文庫)、(2)小林孝雄,他「新・証券投資論(理論編)」(日本経済新聞社)。 |
|
|
課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 教材は講義サイトで事前に提供する。これを用いた予習復習が必要。さらに、適宜出す課題に取り組むこと。(http://www.soec.nagoya-u.ac.jp/~nakashima/FE/index.htm) |
|
|
注意事項 Notice for Students | | 開講後に受講要領に関する試験を行う。内容と方法は予め周知するので、開講に先立ち準備しておくこと。授業内容は、個別に見ると特に難しい内容ではないが、初学者は全体の見通しが付けにくいこともあり、授業を聞いていれば自動的に理解が進む内容ではない。常に復習して全体の見通し(理解)のを各自更新すること。 |
|
|
授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 遠隔授業(オンデマンド型) 2021年度は遠隔授業を基本とする。必要に応じて対面授業を行う。期中の試験も遠隔で実施する予定である。 |
|
|
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | オンデマンド教材は、講義のサイトで事前に提供する。教員への質問および授業に関する受講学⽣間の意⾒交換は、NUCT 機能「メッセージ」により⾏う |
|
|