授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 社会思想の重要な著者とその思想について、その思想が生まれた社会史的な背景も踏まえつつ紹介する。社会科学的思考の発展の経緯を踏まえ、「社会」や「経済」そのものを構想する社会思想がいかにして生まれたのか、それが近代化にとっていかなる意味を持ったのかについて考察する。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course provides a survey of the history of social thoughts, especially focusing on the development of the key concepts to understand our modern world, such as “society” and “economy.” |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 本講義を一通り受講することで、社会思想史の基礎教養が身につく。その上で、現代の経済・社会や、社会問題について自主的に思考・考察する力の基盤が形成される。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 1 イントロダクション:「社会」が誕生するまで 2 前近代における人間・国家・宇宙:アリストテレスとプラトン 3 マキャヴェリと近代的人間 4 宗教改革と労働・資本主義 5 ホッブズとロックの古典的「社会契約」説 6 モンテスキューとルソー:文明社会と人民主権論 7 ケネーとスミス:政治経済学の確立と農業・商業 8 二重革命の時代とサン=シモン、オーギュスト・コント 9 英国の思想状況と哲学的急進主義:ベンサムとミル父子 10 社会主義とフェミニズム思想 11 ドイツの思想状況と社会主義・共産主義 12 帝国主義と科学主義の時代 13 「全体主義」批判の思想:ケインズとハイエク 14 「新自由主義」の時代とポストモダン 15 まとめと評価 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 高校卒業レベルの世界史の知識があることが望ましいが、未履修でも受講は可能。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 平常点30%、期末試験70%の割合で評価する。平常点には授業参加と二、三回ほどのコメントペーパー提出などが含まれる。履修取り下げ制度は適用しない。 社会思想史上の主要人物について適切に説明できること、社会思想における基本的な概念や用語を正しく理解していることを合格の基準とする。 |
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教科書・参考書 Textbook/Reference Book | | 必須の教材は授業時にプリントの形で配付する。参考書は次。坂本達哉『社会思想の歴史——マキャヴェリからロールズまで』名古屋大学出版会、2014年 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 毎回、前回の授業で配付したプリントの内容を確認しておくと授業の内容が理解しやすい。 |
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注意事項 Notice for Students | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 教育レベルが1以下の場合、原則として対⾯授業とする。ただし、対⾯授業を希望しない学生には遠隔(同時双⽅向型またはオンデマンド型)でも受講できるよう、「対面・遠隔(同時双⽅向型またはオンデマンド型)の併⽤」とする。遠隔はNUCT等で行う。なお、オンデマンド型の場合、教員への質問および授業に関する受講学⽣間の意⾒交換は、NUCT機能「メッセージ」により⾏うこと。 ※履修登録後(本通知以後)に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内します。 |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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