学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
理学部
時間割コード
Registration Code
0653812
科目区分
Course Category
専門基礎科目
Basic Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
基礎生物物理学Ⅰb
科目名 【英語】
Course Title
Introduction to Biophysics Ib
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
兒玉 哲也 ○ 太田 元規
担当教員 【英語】
Instructor
KODAMA Tetsuya ○ OTA Motonori
単位数
Credits
1
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春2期 火曜日 3時限
Spring2 Tue 3
授業形態
Course style
講義
Lecture
学科・専攻
Department / Program
生命理学科
必修・選択
Compulsory / Selected
選択必修


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
生命は極めて複雑なシステムである。それを理解するためには、構成要素たる生体分子の構造・物性・相互作用・ネットワークを、物理化学の基礎原理として捉え、理解する必要がある。さらに、最先端の生物学研究には、高度な生体計測・機器分析・データベースの利用が必須であるため、個々の実験手法の基礎知識をも把握していなければ、それらを有効に活用した独創的な研究はできない。本講義は、生命理学の学習者を対象として、生体分子にかかわる物理化学の基礎(基礎生物物理学Ia)を習得したものに対し、平衡や分子の安定性、化学平衡、反応速度論、バイオインフォマティクスと計算生物学などについて幅広く概説する。


Department of Biological Science, School of Science, Nagoya University aims to educates a person, who can solve various challenges in a society by researches and knowledges of basic life sciences. For this purpose, deep and fundamental understanding about the complex network of huge number of components of living organisms in terms of physical chemistry and biophysics is necessary. This lecture guides an introduction of bioorganic materials. Chemical reaction kinetics and fundamental theory of bioinformatics are lectured.
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN))
基礎的な生物物理学のなかでも、生体高分子にかかわる反応速度論、バイオインフォマティクスと計算生物学に関する事項について、基礎的な言葉を理解し、説明することができる。
また、自作の参考書を参考にしながら、これら項目についての基本的な問題を解く、もしくは実験の結果を解釈することができる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
以下の内容について、教科書に準じて解説する。

001・生命過程の速度論、反応速度~アレニウスの式(6章、12章)
002・速度式の解釈~反応ダイナミクス(7章) (以上兒玉)

003・生体高分子と相互作用~配列情報と構造と機能
004・バイオインフォマティクス(11章) (以上太田)
履修条件
Course Prerequisites
高校の化学、物理、数学を理解していること。
基礎生物物理学Ⅰa を受講していること。(この科目は原則abセットで履修すること)
この科目は日本語で提供されます。
関連する科目
Related Courses
基礎生物物理学Ia
基礎生化学I~III
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
小テストおよび期末試験

昨年度までは小テストは教科書持ち込み可、期末テストは自身の手書きノートのみ持ち込み可として、物理化学の理解力を問い、評価した。今年度もそれに準ずるが、学生の習熟度に応じて予習を促すための小レポートを適時課すなど調整する。
不可(F)と欠席(W)の基準
Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades
参考書
Reference Book
タンパク質の立体構造入門-基礎から構造バイオインフォマティクスへ(藤博幸編・講談社)
よくわかるバイオインフォマティクス入門 (KS生命科学専門書)
はじめてのバイオインフォマティクス(藤博幸編・講談社)
教科書・テキスト
Textbook
アトキンス生命科学のための物理化学 第2版(東京化学同人)
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
注意事項
Notice for Students
物理化学は非常に重要な学問であり、2年次後期以降の高度な専門科学を深く正しく理解するために必須である。同時に、高度に抽象的であり、復習をかかすとつまづきやすい。指示された教科書の該当箇所の予習・復習に努めること。教科書の理解に必要な他の基盤的学問(化学・物理)および生化学の基礎知識についても、その習得に自主的に努め、さらに高度な理解を目指す「積み上げ型学習」を特に意識すること。
他学科聴講の可否
Propriety of Other department student's attendance
他学科聴講の条件
Conditions for Other department student's attendance
生体分子の科学(化学・物理・生化学)を通じた生命現象の解明に興味を持つもの。または、将来創薬科学研究科・情報科学研究科の大学院を志望し、物理系薬学ないしバイオインフォマティクスに興味を持つもの。
レベル
Level
キーワード
Keyword
履修の際のアドバイス
Advice
授業開講形態等
Lecture format, etc.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)