学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
理学部
時間割コード
Registration Code
0654210
科目区分
Course Category
専門基礎科目
Basic Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
基礎細胞学Ⅰ
科目名 【英語】
Course Title
Introduction to Cell Biology I
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
久本 直毅 ○ 西山 朋子 平子 善章
担当教員 【英語】
Instructor
HISAMOTO Naoki ○ NISHIYAMA Tomoko HIRAKO Yoshiaki
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 金曜日 4時限
Spring Fri 4
授業形態
Course style
講義
Lecture
学科・専攻
Department / Program
生命理学科
必修・選択
Compulsory / Selected
選択必修


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
「生物学のあらゆる問題を解く鍵は、最終的には細胞の中に見つかるに違いない。」これは、前世紀初頭に活躍した細胞生物学者E. B. Wilsonの言葉である。彼が述べているように、細胞は、生物の生命活動の基本単位である。この基礎細胞学は、細胞という空間の中で、遺伝学および生化学で学ぶ種々の生命分子が、どのようにして細胞固有の活動(物質の取り込み、エネルギー産生、運動と輸送、接着、成長・分裂、刺激応答等)を営むのかという基礎概念を、主に真核生物の知見を通して理解することを目標として開講する。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
"The key to solving every problem in biology must ultimately be found in cells," says E. B. Wilson, a cell biologist who worked early in the last century. As he states, cells are the basic unit of living activities of living things. The main purpose of this course in basic cell biology is to use our knowledge of eukaryotes to gain basic understanding about how the various biomolecules, that you learned about in your genetics and biochemistry classes, orchestrate the unique activities of cells (uptake of substances, energy production, movement and transport, adhesion, growth, cell division, stimulus response, etc.) in the space called cell.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN))
教科書をベースとした講義を受講することで、細胞学の基礎を理解する。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
Students will understand the basics of cell biology by attending textbook-based lectures.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
本講義では、主に細胞の構造と機能という観点から講義を行う。まず、細胞とはどのようなものかという概説を導入にして、細胞研究の歴史について学ぶ。次に真核細胞内にある細胞内構造や小器官に対して、タンパク質がどのように選択的に輸送されるのか、その仕組みについて理解する。さらに細胞骨格と細胞運動を学び、最後に高等多細胞生物において重要な細胞同士の接着と細胞外の構造について学ぶ。

1 細胞とは(1章)
2 細胞内区画と細胞内輸送(15章)
3 細胞骨格(17章)
4 細胞のつくる社会:組織、幹細胞、がん(20章)
履修条件
Course Prerequisites
授業は日本語で行う。
関連する科目
Related Courses
基礎細胞学II
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
試験による。ただし出席をレポートを課す際の参考にする。授業内容を正しく理解していることが合格の基準である。最終的な成績はA+、A、B、C、C-、およびFの6段階で評価する。
不可(F)と欠席(W)の基準
Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades
試験(追試験等含む)に欠席した場合には欠席とする。
参考書
Reference Book
細胞の分子生物学(第5版)Newton Press
教科書・テキスト
Textbook
Essential細胞生物学(原書第4版)南江堂
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
教科書および配布物を読んで予習・復習しておく。
注意事項
Notice for Students
成績が合格レベルにわずかに達しなかった学生については、試験数日後、生命事務室前の掲示板で告知する。当該学生は、こちらが指定した内容についてレポートを提出し、それが所定のレベルに達していれば合格を認める。
他学科聴講の可否
Propriety of Other department student's attendance
他学科聴講の条件
Conditions for Other department student's attendance
教室の収容人数を超過する場合は、生命理学科の学生を優先する。
レベル
Level
キーワード
Keyword
履修の際のアドバイス
Advice
授業開講形態等
Lecture format, etc.
講義
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
必要に応じ、オンデマンド教材をNUCT経由で供給する。