学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate		理学部
時間割コード
Registration Code		0624200
科目区分
Course Category		専門科目
Specialized Courses
科目名　【日本語】
Course Title		物性物理学Ⅰ
科目名　【英語】
Course Title		Solid State Physics I
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員　【日本語】
Instructor		寺﨑　一郎 ○
担当教員　【英語】
Instructor		TERASAKI Ichiro ○
単位数
Credits		2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period		春 水曜日 ２時限
Spring Wed 2
授業形態
Course style		講義
Lecture
学科・専攻
Department / Program
物理学科
必修・選択
Compulsory / Selected
選択


授業の目的　【日本語】
Goals of the Course(JPN)
物性物理学は、固体等の物理的性質（磁性や伝導）を、量子力学や統計物理学等の概念・手法を用いて記述する学問分野です。本授業は、古典力学、量子力学、電磁気学、統計物理学が、物性物理学とどのように関わりあっているかを認識しながら学習することにより、物理学を体系的に理解する力を涵養します。
The aim of this course is to help students acquire a deeper understanding of the fundamental principles of solid state physics.
授業の目的　【英語】
Goals of the Course
到達目標　【日本語】
Objectives of the Course(JPN))
本授業終了時に、受講生が結晶固体を中心とした物性物理学の基礎を理解できることを目標とします。特に、周期的ポテンシャルの下での電子状態を量子力学を使って理解できること、結晶の周期性から必然的に導入される特殊な概念（逆格子、ブリルアンゾーンなど）を理解できること、固体の格子構造や結晶の多様性を理解できることを重要な目標とします。
到達目標　【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
本授業は以下の内容で構成されています。講義の進展に応じてトピックスの取捨選択はありえます。
1. はじめに　ドルーデ模型　(電気、熱、光学的性質の古典論)
2. 量子力学の復習　
3. 結晶格子の導入　逆格子　ブリルアンゾーン
4. ほとんど自由な電子
5. 強く束縛された電子
6. ブロッホの定理　バンド理論
7. 半導体とホール
8. 金属とフェルミ面
9. 電子の運動方程式　　電気伝導現象
10. 格子振動の量子化 　　固体中の素励起の概念
11. 音響フォノンと光学フォノン
12. 現実の結晶(ブラベー格子、点群、対称性)
13. 結晶格子による回折、散乱因子、消滅則
14. アモルファス固体、液晶、ポリマー、ガラス
履修条件
Course Prerequisites
履修条件はありません。この授業は日本語で提供されます。This course will be taught in Japanese.
関連する科目
Related Courses
物理学基礎、電磁気学、量子力学、統計物理学、数理物理学
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
（評価の方法）各講義における取組状況、レポート、期末試験の成績によって総合的に評価します。
（評価の基準）100点満点で、60点以上を合格とします。
不可(F)と欠席(W)の基準
Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades
参考書
Reference Book
アシュクロフト、マーミン著「固体物理の基礎」上・１　（吉岡書店）
教科書・テキスト
Textbook
特に指定しません。すべての講義資料はNUCTを通じて事前に公開します。
課外学習等（授業時間外学習の指示）
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
注意事項
Notice for Students
物性物理学に進む学生だけでなく、素粒子物理学、宇宙物理学、生物物理学に進む学生にも価値があるように普遍性を重視した基礎的コースを提供します。多くの学生のみなさんの聴講をお待ちします。
※この科目は、2022年度から3年春学期開講から3年秋学期開講に変更する予定です。
他学科聴講の可否
Propriety of Other department student's attendance
可
他学科聴講の条件
Conditions for Other department student's attendance
講義室に収容可能な人数である限り、聴講可能とします。
レベル
Level
キーワード
Keyword
履修の際のアドバイス
Advice
授業開講形態等
Lecture format, etc.
遠隔授業（オンデマンド型）で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)