学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
理学部
時間割コード
Registration Code
0625300
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
生物物理学Ⅰ
科目名 【英語】
Course Title
Biophysics I
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
内橋 貴之 ○
担当教員 【英語】
Instructor
UCHIHASHI Takayuki ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 金曜日 2時限
Spring Fri 2
授業形態
Course style
講義
Lecture
学科・専攻
Department / Program
物理学科
必修・選択
Compulsory / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
生物物理学とは、生体の働きが如何にして実現されているかを、物理学的手法に基づいて, 生命活動の素過程から理解することを目指す学問領域である。また、実験・解析技術や理論を開発することも生物物理学の大きな特徴である. 本授業では、生物物理の前提知識としての生物学の基本的な事項を学んだ後に、生体高分子の基本構造と物質現象としての諸性質を考察する。生物物理学で使用される計測手法の原理を理解し、応用研究例を通じた生体高分子の作動機構を理解することを目的とする。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Biophysics is a field of science that aims to understand how living organisms work from the elementary processes of life activities based on physical methods and ideas. It is also a major feature of biophysics to develop experimental and analytical techniques and theories to gain the deep understanding. In this course, students will learn basic subjects of biology as a prerequisite knowledge of biophysics, and then study the basic structure and properties of biolomolecules as material phenomena. Also students will learn about the principles of analytical techniques frequently used in biophysics field and their applications.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN))
授業終了時に学生は、生体分子の状態を熱統計力学的に記述でき、また、生物物理学で使われる計測手法の原理をわかりやすく説明できる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
1.生物物理概論
2.生物学の基本事項(核酸の構造と遺伝情報・アミノ酸とタンパク質)
3.平衡状態と自由エネルギー(熱力学の復習)
4.生体分子に働く相互作用
5.生物物理学の計測手法I(X線構造解析)
6.溶液の静電学
7.タンパク質の状態と転移
8.生物物理の計測手法II(電子顕微鏡)
9.生物学的ダイナミクスの化学的描像
10.酵素反応論
11.細胞内における拡散
12.生物物理学的計測手法III(蛍光顕微鏡と一分子計測)
13.細胞骨格の重合反応
14.分子モーターのダイナミクスと一分子計測I
15.分子モーターのダイナミクスと一分子計測II

・毎回の授業で学習した内容を各自確認すること。
・授業終了時に示す課題についてレポートを作成すること。
履修条件
Course Prerequisites
熱力学および統計力学の基礎を理解していることが望ましい。この科目は、日本語で提供されます。(This class is taught in Japanese.)
関連する科目
Related Courses
生物物理学II、熱力学、統計力学
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業中に5回出題される課題のレポートの点数(1回あたり20点)の合計点で評価する。
A〜Fの評定はレポート合計点の素点に基づいて行う。
不可(F)と欠席(W)の基準
Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades
授業開始後20分以上の遅刻および途中退出は欠席とみなす。また、レポート提出率が 75%以下の学生は「欠席」扱いとする。提出レポートの合計点が65点に満たない場合は不可(F)とする。
参考書
Reference Book
生命と物質(永山國昭 著、東京大学出版)
生物物理化学(Alan Cooper 著, 有坂文雄 訳、化学同人)
日本生物物理学会編「シリーズ・ニューバイオフィジックス II — 生物物理学とはなにか」(共立出版)
ワトソン他著「細胞の分子生物学」(教育社)
イスラエルアチブィリ著「分子間力と表面張力」(朝倉書店)
原田慶恵・石渡信一編「1分子生物学」(化学同人)
教科書・テキスト
Textbook
必要に応じて参考文献を紹介する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
注意事項
Notice for Students
他学科聴講の可否
Propriety of Other department student's attendance
可能
他学科聴講の条件
Conditions for Other department student's attendance
特になし。
レベル
Level
キーワード
Keyword
履修の際のアドバイス
Advice
授業開講形態等
Lecture format, etc.
授業開講形態(対⾯・遠隔など)、使⽤ツール、遠隔授業(オンデマンド型)の場合の対⾯授業に相当する教育効果を確保するための措置(教員への質問⽅法、学⽣同⼠の意⾒交換の⽅法)は、以下のWeb ページにまとめています。

URL:https://www.phys.nagoya-u.ac.jp/information/inf.cancell.html

※履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、NUCTの授業サイトで案内します。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)