学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
理学部
時間割コード
Registration Code
0642300
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
生物無機化学
科目名 【英語】
Course Title
Bioinorganic Chemistry
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
荘司 長三 ○
担当教員 【英語】
Instructor
SHOJI Osami ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 月曜日 2時限
Fall Mon 2
授業形態
Course style
講義
Lecture
学科・専攻
Department / Program
化学科
必修・選択
Compulsory / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
哺乳類を含め生物全般には、鉄、銅、亜鉛、マンガン、コバルトといった金属を含む膨大な数の金属蛋白が存在し、それぞれが生命活動に重要な役割を担っている。これらの金属元素を生物は巧みに利用して極めて精巧な生体システムを構築している。本講義では、生物の生命維持に欠かせない金属イオンの役割を「化学の視点から」理解することを目的とし、金属錯体によりどのように生体内化学反応を進行するのか、金属イオンの持つ性質が生体内でどのような役割を果たしているかを、蛋白質のエックス線結晶構造解析、分光学的手法による解析、遺伝子工学的手法などの様々な解析手法を駆使した研究を通じて学ぶ。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Metalloproteins having metal ions such as iron, copper, zinc, manganese, and cobalt, are essential elements for most living organisms. The aim of this course is to present the functions of metalloproteins focusing on their mechanism from the perspective of chemistry. In this course, the relationship of structure and function of metalloproteins will be presented based on X-ray crystal structure analysis to understand how metal ions play an important role in proteins.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN))
金属蛋白質および金属酵素の機能を金属イオンの特性との関連において理解することを目標とする。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
1.生物無機化学のための基礎化学
2.配位子としてのアミノ酸
3.金属イオンと結合定数
4.加水分解酵素
5.呼吸に関連する蛋白質
6.酸素の活性化と酸化酵素
7.窒素の循環に関わる蛋白質
8.水素、炭素の循環に関わる蛋白質
9.金属の膜透過、輸送、貯蔵、活性部位へ導入
10.光合成に関連する蛋白質
11.生体におけるエネルギー物質の生産
12.生物無機と医療および産業
履修条件
Course Prerequisites
生物化学Ⅰ・Ⅱ、無機化学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳを履修しておくことが望ましい。
This Course will be held in Japanese.
関連する科目
Related Courses
化学基礎Ⅰ,無機化学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
成績は、試験とレポートにより100点満点で評価され、60点以上を合格とする。
不可(F)と欠席(W)の基準
Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades
参考書
Reference Book
増田秀樹・福住俊一 編著 「生物無機化学」(錯体化学選書 1) 三共出版 
山内 脩, 櫻井 武, 鈴木 晋一郎「生物無機化学」 (朝倉書店)
教科書・テキスト
Textbook
講義資料を配布する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
注意事項
Notice for Students
授業時間外に取り組むべき内容:
1.レポートとして出された課題の復習
2.講義で説明した反応機構の復習


この科目は大学院科目「生物無機化学特論」との合同開講科目です。
学部でこの科目の単位を取得した場合は、大学院で再び履修する事はできません。
他学科聴講の可否
Propriety of Other department student's attendance
他学科聴講の条件
Conditions for Other department student's attendance
希望者
レベル
Level
キーワード
Keyword
履修の際のアドバイス
Advice
授業開講形態等
Lecture format, etc.
NUCT等にて連絡する。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)